『しらぎく花札』でのはち。
『しらぎく花札』でプレイ出来るはちについて。
- 平成29年 3月31日現在、『しらぎくモバイル花札』では「はち」はプレイ出来ません。
はちの概要。
はちは、二人打ちの花札ゲームです。
大きな特徴として、
- 札合わせが普通の花札と違い、同じ月を合わせるのではない事
- ゲームの単位が誰かが二局連続で上がるまでとなっている事
- 出来役が他のルールと大きく異なっている事
などがあります。
はちでの札合わせのルール。
はちでは、他の花札ゲームのように、同じ月の札を合わせ獲る事はしません。
手札またはめくり札と、場札の月を合計して下一桁が「三」または「八」となる組合せで穫る事が出来ます。
例えば、松(一月)なら、梅(二月), 萩(七月)と桐(十二月)のいずれかの一枚と合わせ穫る事が出来ます。
- 藤(四月)と菊(九月)に限り、同じ月同士を合わせても下一桁が「八」となるので合わせ獲る事が出来ます。
一局の流れ。
はちは、二局続けて上がるのを競うゲームです。
上がりの条件は、相手より二十点以上の差を付ける事です。
- 仮令点数が相手より上でも、二十点未満の点差では引き分けとなります。
具体的な一局の流れ。
一試合の長さ。
『しらぎく花札』では、原則として二勝先取としております。
どちらかが二勝したらそこで一試合を終了し、勝ち数差を10倍した点数を敗者が払います。
各札の扱い。
はちでは、通常の花札と事なった点数で取扱っております。
- 一点札
- 短冊全部
- 十点札
- 短冊以外全部
桐のカス札は白い札二枚と黄色い札一枚となっておりますが、黄色い札は出来役に使える札と言う点が他の白い札と異なりますが、どちらも点数札としては十点札となります。
- 当然、白い札と黄色い札は合わせ札では異なった札と見なされます。
はちでの出来役。
はちの出来役は以下の二十一種類です。
いずれも、三枚の獲り札で役が成立します。
また、役は判定可能なものは全て勘定されます。
- 霧島(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の霧島(二十点)
-
を揃えたものです。
- 桐のカス札は、下が黄色い札のみ有効です。
- 御老中(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の御老中(二十点)
-
を揃えたものです。
- 五四六(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の五四六(二十点)
-
を揃えたものです。
- 七五三(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の七五三(二十点)
-
を揃えたものです。
- 熊野サン(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の熊野サン(二十点)
-
を揃えたものです。
- 八島(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の八島(二十点)
-
を揃えたものです。
- 仲蔵(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の仲蔵(二十点)
-
を揃えたものです。
- 一二三(十点)
-
を揃えたものです。
- いわゆる表菅原です。
- 一二三(二十点)
-
を揃えたものです。
-
いわゆる裏菅原或いは赤短です。
- 尚、はちには、青短に相当する役はありません。
-
- デン(十点)
-
を揃えたものです。
- 短のデン(二十点)
-
を揃えたものです。
- 桐のカス札は、下が黄色い札のみ有効です。
- 三五六(十点)
-
を揃えたものです。
- 短の三五六(二十点)
-
を揃えたものです。
- 十七八(二十点)
-
を揃えたものです。
- この役は短の役です。を揃えたものではない事に注意してください。
『しらぎく花札』でのはちの成績判定。
『しらぎく花札』では、はちは二勝先取としております。
はちに於ける一勝は、二局続けて二十点差を付けた際に与えられます。
但し、間に引き分け(点差が二十点未満だった状況)が入った場合は再度二局続けて上がらなければなりません。
一勝すると、勝ち点として10点が与えられます。
どちらかが二勝した場合、そうでない側は20ポイントから自分の勝ち点を差し引いた点数を勝者に払います。
はちに関する、よくあるご質問。
はちは同じ月の札が合わせられない?
はちは普通の花札と違い、同じ月同士を合わせ獲る事はしません。
二枚の札の月数の合計の下一桁が「三」または「八」となる組合せで獲る事となっております。
はちは何局やれば一試合が終わるのか?
しらぎく花札でのはちは、どちらかが二勝した場合に一試合が終わるものとしております。
一勝の条件は、二局続けて二十点以上の点差を付ける事です。
このため、勝者が交代する状況だと仲々終わらなくなる事もあります。