ポンリーについて。
しらぎく麻雀でも実装しているゲーム"ポンリー"について。
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ここではルールに関する説明のみを残しております。
- しらぎく麻雀での扱いについては、別文書をご覧ください。
概要。
ポンリーとは、主に京都府内で打たれている三人麻雀の一ルールです。
立直縛りのため、門前でなくてもリーチをかけられる事などが特徴です。
主な特徴。
ポンリーにも様々なローカルルールがあり、また全く異なったルールをポンリーと呼ぶところもあるようですが、現在しらぎく麻雀で実験的に実装しているのは、以下のルールです。
- 使用牌
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数牌のみを二十七種百八枚使用します。
字牌が存在しないので、字牌を要する役や風の概念がありません。
- 一試合の長さ
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通常、ポンリーは一局精算或いは制限時間制を採るようです。
- しらぎく麻雀では九局を以て一試合としております。
- 荘家
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第一局目の荘家(起家)は通常の麻雀同様サイコロで決めます。
第二局目以降は和了した家が荘家となります。
- ドラ
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通常の王牌の一部をめくるドラは存在しません。
和了時に次の摸牌をめくり、その次の数位となる三種の牌がドラとなります。
- 例:和了時にめくった牌が三筒の場合は、四索, 四筒及び四万がドラとなります。
尚、王牌の概念もなく、最後の一枚まで摸牌しますので、海底で和了した場合はドラは存在しない事となります。
- 副露
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一般的な三人麻雀同様、吃は出来ず、ポンと槓だけ出来ます。
- 立直
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立直はポンリーで和了するための必要条件となります(立直縛り)。
このため、門前でない場合であっても、立直を掛ける事が出来ます。
- ポンリーの名前の由来も、ポンしていてもリーチを掛けられる事から来ております。
リーチを掛けないと和了出来ないため、天和・地和もあり得ません。
尚、門前でない手でリーチを掛けた場合、既にポンしている牌の四枚目を摸牌したときには加槓する事が出来ます。
- 平局
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荒牌は連荘で、不聴罰符はありません。
途中平局は一切ありません。
- 字牌がないため、九種幺九倒牌もありません。
- 和了点
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立直のみの手をベース 1点とし、他の役やドラ一翻ごとに倍にします。
役満貫は十五翻役とします。役満貫に該当する場合も、それ以外の役やドラが加算されますが、概念上下位となる役は別途加算されません。
- 例えば、清老頭の場合、純混全帯幺や混老頭が概念上下位となる役になりますが、これらは清老頭とは別に加算されません。
点数は上限のない青天井方式となります。
- 但し、しらぎく麻雀では実装上の都合で三十翻で打ち切りとします。
- 和了役
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基本的にリーチ麻雀での和了役に準じますが、これに加えて門前清(一翻)があります。
尚、以下の役は存在しません。
- 字牌を要する役
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翻牌, 混全帯幺, 混老頭, 小三元, 五門斎, 十三不搭, 国士無双, 大三元, 四喜和, 字一色, 紅孔雀, 風花雪月, 万緑叢中一点紅
- 緑一色は緑発を必須としないルールのため認められます。
- 立直との重複があり得ない役
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天和, 地和, 人和
- 前項で挙げている十三不搭はこちらにも該当します。
- 幺九振切(流し満貫)
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字牌がないとは言え三人打ちなので、可能性が全くない訳ではありませんが、成立する可能性が極めて低い事と立直縛りとの整合性が取れない事から、なしにしております。