しらぎく麻雀』での中共麻将。

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※ここに『しらぎく麻雀』での「中共麻将」(中国麻雀)プレイ画面が表示されます。

しらぎく麻雀』でプレイ出来る中共麻将(中国麻雀)について。

中共麻将とは。

中共麻将とは、中国共産党下の国家体育総局が策定した麻雀ルールです。

いわゆる"頭のスポーツ"として策定されました。

そのような事もあって、役作りが非常に重視されるルールとなっております。

中共麻将のルールなどについて詳細は、参考サイトをご覧ください。

しらぎく麻雀』での中共麻将と公式ルールとの相違点。

しらぎく麻雀』では、平成29年 3月31日現在で最新と思われる西暦2014年に発行された公式ルールを引用しておりますが、以下の点で相違点があります。

  • 相違点は平成29年 3月31日現在のものです。
一試合は半荘戦または一荘戦から選べます

中共麻将は一荘を以て一試合としております。

  • 時間制限制を併用する場合もあります。

しかし『しらぎく麻雀』では、他のルール(特にリーチ麻雀などの日本ルール)に合わせ、一荘制とせず半荘制としておりました

令和 2年 1月22日より、一荘戦も選べるようになりました。

また、本質的ではないと思われますが、以下の様な相違点もあります。

他者の吃宣言後のポンなどの宣言は出来ません

日本では、一旦ポンなどを見送ったら、他者が吃を宣言してもそれを妨害するようなポンなどを宣する事は出来ません。

しかし、中共麻将では吃を宣言したら、他者がポンなどの動きがない事を確認してから吃の処理を行わなければならず、従って吃を阻止するためのポンも可能です。

但し、これまでこのようなルールを扱った事は一切無く、従ってこの扱いを実装するのに相当な時間的コストが掛かる事から、今回はこの機能の導入を見送っております。

席決め及び起家(チーチャ)決めの方法が異なります

中共麻将ではいわゆる掴み取りで席を決め、予め競技場で定められた仮東(カリトン)の席に就いた者が起家(チーチャ)となります。

  • 日本や台湾などと違って半々荘毎に席替えをするので、始めの席決めはかなり大雑把なもので良くなっているのです。

しらぎく麻雀』では今のところ席決めは行なっておらず、また、起家決めも他のルール同様賽子の二度振りで決める方法を採っております。

一方、『しらぎくモバイル麻雀』はランダムに起家を決めております。

配牌時の賽振りは一回だけ(一度振り)です

中共麻将では、配牌時は二度振りとする事が定められております。

しかし、日本では全自動卓などの場合は一度振りでも構わない事とされております。

しらぎく麻雀』では、他のゲームモードとの整合性から、これも一度振りに統一しております。

尚、『しらぎくモバイル麻雀』では賽振りも行っておりません。

錯和はありません

中共麻将では、錯和(チョンボ)について、細かな規定があります。

しかし、『しらぎく麻雀』は和了出来ない場合には和了コマンドが入力が出来ないなど、不正な操作が出来ないようになっており、従って錯和が発生する事はありません。

花牌の扱い方に制限があります

中共麻将では、花牌については通常手から抜き出すが、抜出さずに河に捨てても構わないとしております。

しかし、これを実装しようとすると、操作が複雑になってしまうため、自動的に取扱うようになっております。

また、花牌を抜き出すときにも(ファ)と発声する事としておりますが、これも省略しております。

試合では日本語または英語を使用します

中共麻将では試合中には中国語以外を使ってはならない事とされております。

しかし、『しらぎく麻雀』は日本語環境または英語環境での使用を前提としているため、

  • 日本語版ではゲーム中は常に日本語を
  • 英語版ではゲーム中は常に英語を

使用しております。

和了役などの表示も、日本語版では原則として日本麻雀での慣習に従った字体を用いて表示します。

しらぎく麻雀』での中共麻将のルール。

しらぎく麻雀』では、平成29年 3月31日現在で最新と思われる西暦2006年 9月に発行された公式ルールを引用しておりますが、詳細は以下の様な扱いとなっております。

使用する牌。

花牌八枚を加えた百四十四枚とします。

花牌の扱い。

花牌は以下のように扱います。

配牌時

荘家から順に手から花牌を抜いて行き、嶺上牌から不足分を補充します。

開局後

海底以外では手から抜き出して嶺上牌を代わりの摸牌とします。

海底では嶺上牌が残っていないため、強制的に摸切りとなります。

いずれの操作も全自動で行われるため、異なった操作を選択する事は出来ません。

尚、中共麻将では、花牌を四枚, 七枚或いは八枚全部を手に入れた場合であっても、特別な役にはなりません。

役の扱い。

役については、出来得る限り平成29年 4月 1日現在最新と思われる西暦2014年ルールでの扱いに近付けるようにしております。

吃・ポンが出来ない役との複合

十三幺, 九蓮宝燈, 七対など、吃・ポンが一切出来ない役に於いては、門前清は加算されませんが、摸和であれば不求人が加算されます

妙手回春と槓上開花

妙手回春と槓上開花はぞれぞれ日本ルールで言う海底摸月嶺上開花で、日本ルールでは異なった和了牌となる事からこれらの役の重複は認められませんが、中共麻将の公式ルールでは、これらの役の重複が認められております。

門前での妙手回春・槓上開花

門前で妙手回春を成した場合、不求人ではなく門前清が加算されます

七対と五門斉

五門斉(ウーメンチー)は本来門子型を前提とした役であるため、七対では認められない場合が多いようです。

ですが、公式ルールでは七対でも五門斉を認めており、『しらぎく麻雀』もこれに従っております。

双暗槓と双暗刻

双暗槓と双暗刻の重複を認めていないローカルルールも多いようですが、公式ルールでは重複が認められており、『しらぎく麻雀』でも重複を認めております

緑一色

緑一色は必ずしも緑発を要さないため、混一色とは必ずしもなりません。

このため、公式ルールでは緑一色であっても混一色または清一色の重複を認めております。

緑一色・清幺九の七対

緑一色及び清幺九はいずれも使用出来る牌が六種しか無く、従ってこれらの役を七対で作った場合は必ず四帰一が重複する事となります。

西暦2014年ルールでは、これらの役の七対型での和了の場合は四帰一を複合させないものとして扱う事となりました。

しらぎく麻雀』も、に緑一色及び清幺九の七対については四帰一は付けないものとしております。

青天井制

日本では様々な理由から八十八分を以て満貫とする場合がありますが、公式ルールでは青天井となっており、『しらぎく麻雀』でも青天井としております。

  • もっとも、足し算しかしないため、異常に大きな点数には成り得ません。まぁ、金品を賭ける事自体認めていませんし。

また、ルールブックには言及がないようですが、以下の様な実装にもしております。

"天和"に伴う役

荘家が配牌十四枚で和了が成立する場合、聴牌形に依存する役(九蓮宝燈, 単調将, 辺張及び嵌張)は一切付かないものとします。

  • 尚、中共麻将では荘家の配牌十四枚での和了に対して天和は付きません。不求人となります。
  • また、中共麻将での九蓮宝燈は日本での九蓮宝燈と違い、九門待ちの純正のみ有効です。
  • 中共麻将では立会人が付く事となっているため、このような状況では立会人が判断する事となるのでしょう。

一試合後の成績の扱い。

中共麻将に於いては、多くの公式競技で順位制を採用しており、実得点の多寡は評価されない事となっております。

  • 日本の一〇一競技会に近い方法です。

しらぎく麻雀』では一般的と思われる、一位 4ポイント, 二位 2ポイント, 三位 1ポイントの順位点が附与されます。

しらぎく麻雀』での中共麻将のプレイ方法。

他のゲームとほぼ同様ですが、以下の点が異なります。

立直・九種幺九倒牌はありません

中共麻将には立直はありません。

また、九種幺九倒牌など途中平局も一切ありません。

このため、これらのコマンドは一切入力出来ないようになっております。

理牌切替スイッチ

中共麻将独特の和了型である組合竜は、通常の理牌ではなかなか分かり難いものです。

このため、『しらぎく麻雀』では理牌切替スイッチを導入し、組合竜に一番近いパターンへの並べ替えが出来るようにしました。

手牌の左上に表示される 理牌 ボタンをクリック/タップすると、

  • 通常の理牌
  • 組合竜を左に纏めた理牌

を交互に切り替えられるようになります。

尚、一番近いパターンが二つ以上ある場合は、 理牌 ボタンをクリック/タップする毎にパターンを交代で表示します。

参考サイト。

当サイトでも、リファレンスなどを作成していく予定ですが、中共麻将に関するルールについては、以下のサイトが参考になるでしょう。

東方キャラによる中国麻将の紹介ページ

東方プロジェクトのキャラクタがトーク形式で中共麻将を解説しております。

東方キャラ(アイコンの絵)が好きな方。抵抗がない方を対象としているようですが、ここが中共麻将を紹介してる日本語ウェブサイトとしては最も詳しいサイトでもあります。

日本麻将体育協会

中共麻将の日本での公式競技団体です。

ルールに関する詳しい解説は見当たりませんが、役一覧などがあります。

ちなみに、日本にはいわゆる競技プロと呼ばれる麻雀打ちがいて、中共麻将にも参加している者が多いようですが、中共麻将に参加している者は中堅辺りが多いようです。