四光。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の出来役の一つ・四光について。
概要。
四光とは、雨の二十点札を除く二十点札四種、すなわち、
- 松の二十点札(鶴)
- 桜の二十点札(幕)
- 芒の二十点札(満月)
- 桐の二十点札(鳳凰)
を全部揃えた場合に成立する役です。
四光の役代は小場で十貫(120点)となります。
四光の法度。
四光に必要な四枚のうち三枚を獲っている者がいる場合、残りの一枚は法度札となります。
四光の法度札を手札に持つ者がそれを捨てて、該当者に獲られて四光を完成させてしまった場合、本来二人が払うべき点数を独りで払わなければならなくなります。
- つまり、小場なら都合二十貫(240点)を一人払いしなければなりません。
但し、
- めくり札で法度札を出してしまった場合、それを獲られて四光を完成させても責任払いにはなりません。
- 法度札を持っている場合であっても、最後の一枚となって已む無く捨てた場合は、それを獲られて四光が完成しても免責となります。
勿論、二人はちはちでは法度の概念自体がありません。
他の出来役との重複。
四光は四枚のうち二枚が赤短に要する札と同じ月になっております。
ただ、実際には四光と赤短が重複する事例は余り多くないようです。
- そもそも、四光自体頻度は高くありませんし。