赤短。

概要。

赤短(あかたん)とは、

• 松の赤短(赤地に「あかよろし」と書かれた短冊)
• 梅の赤短(赤地に「あかよろし」と書かれた短冊)
• 桜の赤短(赤地に「みよしの」と書かれた短冊)

を獲った場合に成立する役です。

赤短の役代は小場で七貫(84点)となります。

赤短の法度。

赤短に必要な三枚のうち二枚を獲っている者がいる場合、残りの一枚は法度札となります。

赤短の法度札を手札に持つ者がそれを捨てて、該当者に獲られて赤短を完成させてしまった場合、本来二人が払うべき点数を独りで払わなければならなくなります。

• つまり、小場なら都合十四貫(168点)を一人払いしなければなりません。

但し、

• めくり札で法度札を出してしまった場合、それを獲られて赤短を完成させても責任払いにはなりません。
• 法度札を持っている場合であっても、最後の一枚となって已む無く捨てた場合は、それを獲られて赤短が完成しても免責となります。

勿論、二人はちはちでは法度の概念自体がありません。

他の出来役との重複。

赤短は三枚のうち二枚が四光(しこう)に要する札と同じ月になっております。

とは言え、赤短と四光が重複する事は余り無いようです。

関連事項。

• 青短(あおたん)(七貫)
• 七短(ななたん)(十貫)