リアル麻雀牌牌(株式会社セタ/アルバ)について。

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昭和60年(西暦1985年)に株式会社セタが開発し、アルバがリリースしたアーケード脱衣麻雀リアル麻雀牌牌について。

概要。

リアル麻雀牌牌とは、昭和60年(1985年)11月にアルバからリリースされたアーケード脱衣麻雀です。

この作品は、それまで如何にもコンピュータでのシミュレーションっぽいのっぺりした牌の表示から、立体風のグラフィックになった事が画期的なものでした。

  • この作品のリリースを境に、他社も立体風の表示を採用するようになりました。

脱衣については興味はありませんが、ゲーム開始時に三人の中から一人を撰びます。

そして、

  • プレイヤが和了すると、一枚脱衣。全部脱衣で次のキャラクタに移行。
  • プレイヤが和了出来なかった場合は理由を問わず全部着衣。

となっておりました。

ところで、リアル麻雀と言えば、スーパーリアル麻雀シリーズを思い出される方も多いのではないでしょうか。

実は、リアル麻雀牌牌スーパーリアル麻雀シリーズ同様セタが開発していたものです。

どちらも、完全先付(スーパーリアル麻雀シリーズはパート 4からはアリアリに変更)となっており、共通点が多いものです。

但し、CPUが違うため、コードの使い廻しは一切不可能で、従ってスーパーリアル麻雀シリーズでは一からコードが書き直されております。

ちなみに、リアル麻雀牌牌スーパーリアル麻雀ほどではありませんが、シリーズ化されておりました。

ルール。

  • 常に東場。
  • 持ち点は零点。一局終了後に持ち点が零点以下だとゲームオーヴァ(つまり、何らかの収入がないと一局でゲームオーヴァになります)。
  • 常時一翻縛り。喰断なしの完全先付
  • 槓ドラ, 一発あり。裏ドラは初ドラの裏のみあり。
  • 振聴での栄和は不可。国士無双も例外でない。
  • 喰い直しは現物・筋とも可。
  • 国士無双の暗槓搶槓はなし。
  • 不聴罰は千点。片方が不聴の場合のみやり取りがある。形式聴牌でも良い。
  • 四槓算了は嶺上牌を取った後の打牌で放銃とならなければ成立。一人で四槓子を聴牌した場合でも成立します(後述のように四槓子は存在しません)。
  • 摸八平和あり。七対子は25符計算。
  • 役満貫はダブルまであり。トリプル役満貫以上はダブル役満貫どまり。

和了役。

和了役には以下のような特徴がありました。

  • 対々和対対和と表示された。
  • 三連刻あり。四連刻はなし。
  • 混老頭は対対和込みで四翻。
  • 四槓子はなし。四槓子を聴牌した場合でも四槓算了で平局となる。
  • 大車輪なし。
  • 緑一色は緑発不要。
  • 地和は荘家の第一打牌及び散家の第一摸和のいずれでも成立。このため、人和は存在しない。
  • 天和, 四暗刻単騎, 国士無双十三門聴, 純正九蓮宝燈などのダブル役満貫扱いは無し。

コンピュータのプレイ。

  • コンピュータは門前のみならず、吃, ポン, 槓をする場合があります。但し、ゲーム開始時に選択したキャラクタに依っては、一切鳴かないキャラクタもいるようです。

主なバグ。

  • 他社製品でもよく見られる問題ですが、順子三組とした方が高くなる場合であっても三蓮刻としてしまいます。
  • 幺九七対子について、混老頭(四翻)と七対子(両翻)の合計六翻として計上されるバグがあります。

また、完全先付のため、和了出来ない!と騒がれる事もあったようですが、これは単なる仕様です。