スーパーリアル麻雀(株式会社セタ)について。
かつて絶大な人気を誇った脱衣麻雀『スーパーリアル麻雀』(株式会社セタ)について。
概要。
スーパーリアル麻雀は、株式会社セタ(平成21年に清算され消滅)が主にアーケードで展開していた脱衣麻雀シリーズでした。
シリーズとしては八作作られました。
- 昭和62年(西暦1987年)にリリースされた第一作・スーパーリアル麻雀PIには脱衣はありませんでした。
昭和60年(西暦1985年)にアルバからリリースされたリアル麻雀牌牌との関係は不明ですが、双方とも同様、アーケード麻雀では珍しい完全先付を採用しておりました。
- リアル麻雀牌牌も、セタが開発しておりました。但し、CPUが違うため、コードは全く別ものとなっております。
- スーパーリアル麻雀では平成 5年(西暦1993年)にリリースされたスーパーリアル麻雀PIVからアリアリに変ったようです。
スーパーリアル麻雀と言えば、アーケード随一の美少女麻雀ゲームとして有名ですが、制作者はそちらには全く興味がないので、ここでは例に依ってシステム側から見てみたいと思います。
- まぁ、そちら方面については、多数レヴューがあると思いますので…。
ルール。
以下はパート 3までのルールです。
- 東南半荘制。但しプレイヤが零点以下で終了する制度なので、南場終了後は東場に戻る。
- 持ち点はプレイヤは零点で、一局終了後、持ち点が零以下でゲームオーヴァ(従って、何らかの形で点数を取らないと、一局でゲームオーヴァとなってしまいます)。
- 常時一翻縛り。喰断なしの完全先付。
- 槓ドラ, 一発, 初ドラに対する裏ドラあり、槓裏ドラはなし。
- 振聴での栄和は不可。
- 喰い直しは現物・筋とも可。
- 国士無双の暗槓搶槓はなし。
- 四槓算了あり。四槓子聴牌であっても嶺上牌で和了出来なければ平局となる。
- 不聴罰は千点。片方が不聴の場合のみやり取りがある。
尚、パート 4からはアリアリに変更されました。
和了役。
和了役は一般のルールと殆ど同じで、パート 3まででは、以下のような特徴がありました。
- 摸和平和あり。
- 七対子は25符で計算。
- 三連刻は両翻役。四連刻はなし。
- 地和は荘家の第一打牌での栄和、人和は散家の第一摸牌での和了。
- 四槓子なし。一人で四組槓した場合であっても平局となる。
- 緑一色は緑発不要。大車輪はなし。
- ダブル役満はありだが、四暗刻単騎, 十三門国士無双及び純正九蓮宝燈をダブル役満としない。
一方、パート 4からは以下のように変更されたようです:
- 地和が散家の第一摸牌での和了に、人和が荘家の第一打牌で栄和に変更されました(従来と正反対の定義になりました)。
- ダブル役満はなしとなりました。
コンピュータのプレイ。
- コンピュータは門前のみならず、吃, ポン, 槓をする場合があります。
- 門前の場合でも立直せずに和了する事があります。
- また、意図的に手を崩す場合があります。
主なバグ。
特に重大なバグは見られませんでした。