地和。
リーチ麻雀での和了役・地和について、しらぎく麻雀など、しらぎくさいと制作作品での定義とルールごとに於ける細則など。
- 地和は場所に依り解釈が異なります。
概要。
地和は、荘家の天和に対する散家独自の和了役です。
地和については解釈が分かれておりますが、しらぎくさいと制作作品では、
-
配牌で聴牌の形となっている散家が、
- 荘家が第一打として打った牌で栄和した場合
- または自らの第一摸牌で摸和した場合
の双方を地和としております。
但し、和了までに誰かが吃・ポン・槓をした場合は成立しません。
元々、地和は散家の一局開始時の和了と言う事で前者で挙げた荘家の第一打での栄和を指していました。
- 或いは荘家が地に打ち降ろした第一枚目の牌での栄和と言う意味もあったそうです。
しかし、打牌では人為が入ってしまうため、人為が入らない第一摸牌での摸和こそ天和に対する散家の役に相応しいと言う考えがあり上記での後者を地和とする事が多くなっております。
しらぎくさいとでは、令和 2年11月25日より双方が混在している事を考慮して荘家第一打での栄和に加え散家第一摸牌での摸和も新たに地和としました。
ルールごとの細則。
花牌を採用している場合。
花牌を採用している場合、配牌に入った花牌は配牌完了後開局前に荘家から順に手から抜き取り、嶺上牌から不足分を補充します(補花)が、これらの手続きに依り地和が不成立になる事はありません。
つまり、花牌を抜き取っている荘家が打った第一打牌で栄和出来る場合は、地和が成立しますし、和了する散家自身も事前に花牌を抜き取っていても構いません。
第一摸牌が花牌であっても、それを補花したあとの嶺上牌が第一摸牌と見なされるためそれで摸和出来たら地和となります。
花牌以外の抜きドラを採用している場合。
三人麻雀など、花牌以外の抜きドラを指定しているルールでは、荘家が第一打牌前に抜きドラを抜いていても、第一打として打たれた牌で栄和出来るのであれば地和が成立します。
但し、抜きドラを抜いた後の嶺上牌では嶺上開花となるためそれで摸和出来ても地和にはなりません。
ポンリーでの扱い。
ポンリーは立直縛りとなっているため、立直を掛けた状態となり得ない地和での和了はあり得ません。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、地和は荘家第一打での栄和を地和とせず、散家第一摸牌での摸和のみを地和としているルールが多いようです。