二重立直。
リーチ麻雀での和了役・二重立直について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
二重立直とは、吃・ポン・槓が行われていない開局一巡内に立直を掛ける事で成立する両翻役です。
通常の立直に一翻が加算されて都合両翻となる事を除いて、通常の立直と全く同じルールが適用されます。
場に預ける立直料も、通常の立直同様一千点となります。
また、立直宣言までに副露が行われない事が条件であり、従って開局第一打での立直宣言牌が喰われても二重立直が不成立になる事はありません。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、二重立直を採用していないところは殆どありません。
但し、ごく一部ですが、一〇一競技会など二重立直を採用していない場合もあります。
もっとも、二重立直を採用していないルールであっても、通常の立直を採用していれば、二重立直に該当する場合も通常の立直として扱われる事になります。
- ですから、一〇一競技会では開局時の立直も通常の立直として扱われます。
また、稀に二重立直では立直料も二重になる、すなわち二重立直では立直料が二千点となるところもあります。
余談。
二重立直の由来。
元々、立直と言う役は、古役の一つだった不吃不ポンが起源だったと言われております。
不吃不ポンとは、配牌で聴牌している者が、「聴牌しているのでポン・吃はしない」と宣言し、その局が終わるまで手を一切変えずに和了した場合に成立した役です。
つまり、元々の立直とは、開局第一打で聴牌を宣言する役だったのです。
- 台湾麻将には、今も配牌聴牌を宣言する役(天聴・地聴)があります。
戦後になって、一局途中での聴牌宣言が新たな立直として採用されるようになり、それまで立直と言っていた開局第一打での立直は、この新しい立直と合せて二重の立直とされたと言われております。