立直(リーチ)

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リーチ麻雀での和了役・立直(リーチ)について。

概要。

立直(リーチ)
リーチ麻雀での翻数(※1)
門前一翻役
三人麻雀での翻数
門前一翻役
北抜きでの翻数
門前両翻役
特記事項
ポンリーでは門前でなくても成立。
  • 1. しらぎく麻雀など、しらぎくさいと制作作品でのルールです。このため、他者制作ゲームや市中ルールでは異なる場合もございます。

立直(リーチ)とは、吃・ポン・明槓を一切せずに聴牌し、和了までに聴牌を宣言した場合に成立する一翻役です。

宣言の際には「立直」と発声し、打牌を横向きにします。

立直を宣言した場合、以後はその局が終わるまで手の変更は出来ません。

和了出来ない牌は全て摸切りしなければなりません。

但し、暗槓については手の門子の構成に影響がない限り摸牌を含めた四枚で暗槓出来ます。

ルールに依っては、一発裏ドラなどの特典もあります。

ポンリーでの扱い。

ポンリーは立直縛りのルールのため、門前でない手であっても立直を掛ける事が出来ます。

逆にポンリーでは、立直を掛けない手での和了は一切出来ません。

立直に伴うルール。

立直料。

リーチ麻雀では、立直の宣言には立直料として千点を供託する必要があります。

  • リーチ麻雀以外のルールでは、立直料は課されません。

この供託点は、誰かが和了した際に和了点と別に受取る事が出来ます。

  • しらぎくさいと制作作品で、両家和を認めているルールでは、

    • 和了した時点で立直をしていた和了者はその局での自分の供託点を取り戻し、
    • それ以外の供託点は全て放銃者の下家から順に全額受取り

    となります。

但し、立直宣言時の打牌で放銃となった場合は、立直不成立と見なされ、従って立直料を供託する必要はありません。

また、箱割終了ありのルールでは、持点が千点に満たない場合にはリーチをかける事自体が認められません。

立直一発。

リーチ麻雀, 三人麻雀及びポンリーでは、立直一発の有無を選択出来ます。

一発とは、立直を掛けたあと次の摸牌までに和了した場合に加算される一翻です。

但し、リーチを掛けてから和了するまでに自他が吃・ポン・槓を行った場合は無効となります。

尚、一発は和了役ではないため、両翻縛りでは立直と一発だけで和了する事は出来ません。

裏ドラ。

リーチ麻雀及び三人麻雀では、立直者に対して裏ドラがあります。

  • リーチ麻雀に限り、裏ドラをなしにする事も出来ます。
  • 槓で増えたドラに対する裏ドラについては、いずれのルールでもその有無は選択出来ます。

裏ドラとは、立直を掛けて和了した場合に限り、ドラ標識牌の下の牌を標識牌とするドラが与えられると言うルールです。

尚、ポンリーには、裏ドラはありません。

立直の制限。

立直に関して、以下の制限があります。

自分の次の摸牌が残されていない場合
例えば四人打ちで、残り壁牌が三枚しかない場合、立直を掛ける事が出来ません。
両翻縛りでの立直の制限

以下のいずれかに該当するルールでは、両翻縛りでは立直以外の役がない待ちがある立直は禁じられております。

完全先付制
役が確定していない立直が完全先付の要件を満たさないため。
振聴立直禁止
禁止される立直後の和了牌の見逃しを生む恐れのある事から。

上記のいずれかに当て嵌まるルールでは、立直以外の役が付かない待ち牌が既に場に全部出て残っていない場合であっても、そのような待ちが存在する手では立直出来ません。

尚、ルールが上記のいずれにも該当しない場合は、両翻縛りであっても立直以外に役が保証されない手での立直を認めております。

  • どんな手でも、立直と門前摸和で両翻縛りを満たせます。
振聴立直の制限

振聴立直については、しらぎくさいと制作の一部作品ではルール選択で可否を選択出来ます。

  • 振聴立直の採否を選択出来ない作品では、常にありとなります。

振聴立直を禁じている場合、振聴となる手での立直は勿論不可となりますが、加えて立直後に出た和了牌を見逃す事も許されません。

  • しらぎくさいと制作作品では、振聴立直なしのルールで立直後に和了牌が出た場合は、入力に関わらず強制的に和了します。

また、振聴立直を禁じている場合、両翻縛りで立直以外に役がない待ちがある手では、立直後見逃さなければならなくなる恐れがあるため、完全先付制でない場合であっても立直が許されなくなります。

立直料が払えない場合

リーチ麻雀で箱割終了ありとしている場合、持点が立直料となる千点に満たない状態では立直そのものが許されません。

尚、一般に以下の様な立直は不正としない場合が多いようです。

待ち牌が残っていない手
既に待ち牌が全部場に出ていて、和了の可能性がなくなっている手であっても、それを理由に不正立直とはしない場合が多いようです。

不正な立直を掛けた場合。

しらぎくさいと制作作品には、平成24年10月現在錯和(チョンボ)を取る作品はありませんが、実戦では不正な立直を掛けた場合は錯和とみなされます。

具体的には、不正なリーチを掛けた局が平局となった場合に錯和が適用されます。

第三者の正当な和了が成立した場合は、不正立直は免責となります。

  • 但し、一部ルールでは正当な和了者がいても不正立直を錯和に問うとしているものもあります。

また、一部のルールでは、不正な立直を掛けた場合には罰符を払って取り消す事も出来るようです。

尚、欧州でのリイチ麻雀では、荒牌か四家立直以外の場合(正当な和了がある場合や四家立直以外の途中平局の場合)には錯和に問わないものとしております。

他者制作作品及び市中ルールでの扱い。

他者制作作品及び市中ルールでも、殆どのルールで立直を採用しておりますが、一発裏ドラ及び不正立直への罰則などの扱いはまちまちとなっております。

また、振聴立直を禁じているルールも割と見られます。

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