平和。
リーチ麻雀での和了役・平和について。
概要。
平和とは、副底(符の計算で必ず与えられるベース点)以外の符が一切付かない状態で和了した場合、すなわち、
- 順子三組
- 翻牌でない雀頭
- 両門搭子
を揃え、栄和した場合に成立する一翻役です。
但し、リーチ麻雀, 三人麻雀及びポンリーでは、門前でない限り認められません(喰い平和なし)。
尚、三人麻雀, ポンリー及び符なしルールなど符の概念がないルールでも、上記の定義を準用するものとします。
リーチ麻雀での摸八平和。
しらぎくさいと制作作品では、リーチ麻雀に限り摸八平和ありを選択する事が出来ます。
摸八平和ありのルールを選択したゲームで平和を摸和した場合、摸和時に与えられる二符をキャンセルする事で平和が成立します。
すなわち、摸八平和ありのルールで平和を摸和した場合、基本点は二十符にしたうえで平和の一翻を加味します。
- ちなみに、リーチ麻雀に於いては、基本点二十符は門前での摸八平和が成立した場合のみに有り得るとされております。
尚、しらぎくさいと制作作品では、デフォルトは摸八平和無しとなっております。
また、リーチ麻雀以外のルールに於いては、一部を除いて摸八平和は一切認めておりません。
- しらぎくさいとの制作者は関東人ではありますが、摸八平和はやはり間違っていると考えております。
符なしルールでの扱い。
符なしルールで摸八平和ありを選択している場合、平和を摸和した結果跳満貫に満たない場合は、計算上一翻を減じて計算します。
例えば、摸八平和ありの符なしルールの元での
- 門前摸和・平和・ドラ 1
の手は五翻となり跳満貫に届かないため、計算上は一翻減じた四翻とし、散家であれば2,000点、荘家なら3000点の和了となります。
しかし、この手がドラ 4であれば、八翻で跳満貫以上となるため、そのままの翻数で計算し、従って散家であれば12,000点、荘家なら18,000点の和了となります。
尚、摸八平和をなしにした場合は、いずれの場合であっても平和の一翻は加味されません。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、常に摸八平和をありとしているルールが多いようです。
但し、西日本で開発された作品には、摸八平和が認められない作品も少なくありません。
或いは、摸八平和の有無を選択可能にしている場合もあります。