七対子。
リーチ麻雀での和了役・七対子について。
概要。
七対子とは、異なる対子を七組揃えて和了した場合に成立する両翻役です。
- 日本では同じ牌四枚を二組の対子として扱う事は出来ません。
門子型にはなりませんので、吃・ポン・槓は一切出来ず、従って門前でなければ成し得ません。
また、両盃口は多くの場合、七対子とも取れますが、両盃口と七対子では手牌の解釈が異なるため、双方とも認められる事はありません。
- 両盃口を認めているルールであれば、高点法の原則に従って両盃口の方を採ります。
尚、七対子は平和についで最も牌の組合せ数が多い事が知られており、門前と言う制約はあるものの非常に作り易い役の一つとなっております。
七対子の符。
七対子は門子型ではないため、符の概念をそのまま適用する事は出来ません。
しらぎくさいと制作作品では、以下の二つの中からお撰び頂きます。
- 一律に30符と見なして計算する
- 基本点を百点として計算する(便宜上25符扱い)
尚、一部作品では常に50符一翻とするルールも選択出来ます。
尚、しらぎくさいと制作作品では、基本点を百点で計算するルールを選択した場合、和了時に符は表示されません(符の概念がないと言う意味で)。
七対子に伴う役。
七対子は必ず門前となるため、門前摸和や立直は勿論重複し得ます。
この他には
との組合せが考えられます。
これらの組合せ役は、基本的に門子型と同じ翻数が加算されるものとなっております。
- 特に字牌七対子は字一色ですので、役満貫となります。
昭和50年代くらいまで、一部の愛好者団体では
- 七対子は必ず門前なので、混一色や清一色の門前一翻増しはしない(つまり、喰い下がりと見なす)
- 字一色は本来対々和型の役なので、七対子の場合はそれより安くする(倍満貫など)
としていたようですが、今日ではこれらの扱いは廃れ、七対子であっても他の役は門子型と同様に扱うものとされております。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールで、七対子を採用していないところはまずありませんが、符について解釈が分かれております。
多くのルールでは基本点百点としておりますが、阪神地区を中心に30符計算としているルールもあります。
また、基本点を百点とするにしても、その表現方法に様々な解釈があるようです。
- 現在では25符と言う表現が主流ですが、原義通りに基本点100点としたり、便宜上50符 1翻としているところもまだあります。