断幺九。
リーチ麻雀での和了役・断幺九について。
概要。
断幺九とは、幺九牌を一枚も含めずに和了した場合、すなわち二から八までの数牌のみで手を完成させた場合に成立する一翻役です。
断幺九は門前でなくても成立します(喰断あり)が、リーチ麻雀及び三人麻雀では、喰断なしをルールとして選択した場合、門前でない断幺九は和了役として認められません。
- 喰断なしで門前でない場合であっても、断幺九の一翻は役にはならないものの加算されます。つまり、他に役があれば、喰断なしでも断幺九は有効です。
その他のルールでは(断幺九そのものがない北抜きを除いて)、門前でなくても二から八までの牌だけで手を作れば断幺九が常に役として成立します。
断幺九は平和や三色同順或いは七対子など多くの基本的な役と重複が可能です。
また、喰断ありなら門前でなくても和了の条件となるため、配牌で中張牌のドラが二枚以上入っている場合にはしばしば喰断が検討されます。
つまり、断幺九はそれ自体は安いのですが、他の役やドラとの高い親和性に依り容易に大物手に化ける可能性がある役と言えるのです。
三人麻雀での扱い。
三人麻雀では、多くの場合やが抜きドラとして用いられます。
これらは断幺九では使ってはならない幺九牌であり、従って手から抜き出さずに手の中で用いている場合には当然断幺九が不成立となります。
ですが、これらの抜きドラを全て手から抜き出していて、手の中で一枚も用いていないのであれば、断幺九が成立する可能性が残ります。
- 抜きドラとして抜かれた牌は、日本式の麻雀では手とは無関係と考えます。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
今日の市中ルールでは、喰断ありが多くなっております。
- 但し、欧州麻雀協会のリーチ麻雀ルールでは、喰断は一翻としてさえ認められません。
他者制作作品でも、かつては喰断の可否を撰べる作品も多くあったのですが、昨今では喰断ありに固定されている作品が主流となっているようです。