三色同順。
リーチ麻雀での和了役・三色同順について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
三色同順とは、索子・筒子・万子の三つのスート(色)の同じ数位の順子を揃える事で成立する、喰い下がり両翻役です。
- 尚、三色同順に関係のない門子しか吃・ポン・明槓していない場合であっても、門前でなければ喰い下がりの対象となります。
役の条件が三組の順子に対してのみ掛かるため、門前であれば平和と重複する場合が多くなります。
また、同じ三順子役である一気通貫と違い、連続する三数位だけで良い事から、断幺九や混全帯幺・純全帯幺との重複も可能で、実際これらの役との組み合わせ役はしばしば狙われるものです。
尚、三人麻雀など、一部のスート(色)を抜いているルールでは、三色同順を作る事は出来ません。
従って、そのようなルールでは三色同順は定義されないものとしております。
余談。
三色同順は日本独自のルールでした。
中国の古来のルールには、三色同順に相当する役はなかったそうです。
- ごく一部では三色同順に相当する役があったそうですが、ローカルルールの域を脱しておりませんでした。
このため、三色同順は日本で考案されたものとなっております。
つまり、三色同順は日本人が考案した役と言う事になります。
今日では中共麻将には三色三同順と言う三色同順に相当する役がありますが、恐らく日本からの逆輸入役でしょう。
ちなみに、日本最古の麻雀愛好者団体として知られる日本麻雀連盟の公式ルール・アルシァル麻雀では今以って三色同順を採用しておりません。
また、アルシァルの影響が強い関西式のブー麻雀でも、三色同順を認めない場合が多いようです。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、三色同順を採用していないところは殆どありません。