一気通貫。
リーチ麻雀での和了役・一気通貫について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
一気通貫とは、同じスート(色)で、一二三・四五六・七八九と三組の順子を揃える事で成立する、喰い下がり両翻役です。
- 尚、一気通貫に関係のない門子しか吃・ポン・明槓していない場合であっても、門前でなければ喰い下がりの対象となります。
役の条件が三組の順子に対してのみ掛かるため、門前であれば平和と重複する可能性が高くなります。
ただ、同じ三順子役である三色同順が断幺九や混全帯幺または純全帯幺との重複も可能であるのに対し、一気通貫はこれらの役との重複は不可能で、そのため三色同順より不利と見なされる事もあるようです。
その代わり、混一色や清一色との重複はし易く、これらの役を狙う際にしばしば一気通貫を載せる事は検討される事項です。
- また、しばしば狙っていた一色手を諦めて一気通貫に方向転換する事もあるようです。
余談。
古来のルールでの一気通貫。
古来のルールでは、一気通貫は同じスート(色)でなくても、一二三・四五六・七八九と三組の順子を揃えれば成立したそうです。
その中でも特に単一のスートで完成させた場合を清一気通貫或いは一條龍と呼んで、最上位の一気通貫役としていたそうです。
日本では、清一気通貫のみが一気通貫として認められており、そうでない一気通貫は公式には全く認められておりません。
但し、日本でも一部で色違いの一気通貫として三色通貫または三色一通と言う役を採用しているところがありますが、数あるローカルルール役の中でもそれ程知られた存在ではないようです。
- 蛇足ですが、平成24年 5月16日現在、しらぎくさいと制作作品では三色通貫はサポートしておりません。理由はコーディングが意外に難しかったからです(出来ない事もないのですが、効率の良いコードをとなると難しくなります)。
現在でも中共麻将では日本で言う一気通貫に相当する役と三色通貫に相当する役があります。
それにしても、三色同順は日本人が考えた役である事は有名ですが(現在の中共麻将には存在する)、日本人の感覚では何故一気通貫があって三色同順がないのかと思ったりします。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、一気通貫を採用していないところは殆どありません。