大車輪。
リーチ麻雀での和了役・大車輪について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
大車輪とは、門前で連続する七数位の筒子を二枚ずつ揃えて和了した場合に成立する役満貫です。
- 吃をした場合は大車輪とはなりません。
大車輪の対象となる数位はルールに依って異なる場合がありますが、しらぎくさいとでは
- からまで
- からまで
- からまで
のいずれも大車輪として認めております。
大車輪は七対子の形に見えますが、実際には両盃口の形ともなります。
従って、大車輪を聴牌させると、多くの場合に大車輪とならない待ち牌も生じる事となります。
また、大車輪は筒子のみで全ての手を完成させるため、清一色の上位役ともなります。
余談。
大車輪の由来。
大車輪は、日本語の役名である事から、明らかに日本人が考案したものと思われます。
緑一色が米国由来の役として導入されてから、索子限定役となる緑一色に対応する筒子限定役として考案されたと考えられます。
- 万子限定訳としては、百万石が考えられました。
ただ、正式には普及しなかったため、解釈がまちまちになってしまいました。
考案当初は、からまでを大車輪としていたようです。
これは、を横から見た鉄棒に見立てて、鉄棒の技である大車輪と言う名を与えたからだそうです。
しかし、近年大車輪を採用しているところでは、多くの場合からまでとする事が多いようです。
- なぜこうなったのかは制作者にはわかりません。
このような混乱もあって、大車輪は知名度こそあっても、公式ルールに採用される事は殆ど無い状況となっております。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
大車輪はローカルルールと言う事もあり、市中ルールや公式ルールで大車輪を採用したルールは全くと言って良いほどありません。
しかし、他者制作のコンピュータ麻雀ソフトウェアの作品では、殆どの場合からまでを大車輪として採用しているようです。
また、公式にはからのみを大車輪としている作品であっても、かつてのアーケード製品の中には
- からまで
- からまで
も大車輪と判定する作品もあります。
更に関西地方などでは、数位が不連続でも筒子だけで作った七対子を一律に大車輪としているルールもあり、更に字牌が混じった筒子の七対子を小車輪としているところもあるようです。