百万石(ヒャクマンゴク)

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リーチ麻雀での和了役・百万石(ヒャクマンゴク)について。

概要。

百万石(ヒャクマンゴク)
リーチ麻雀での翻数(※1)

役満貫(四倍満貫) (選択ルール)

三人麻雀での翻数
なし
北抜きでの翻数
なし
特記事項
北陸地方を中心に、加賀百万石と呼ぶ場合もあります。
  • 1. しらぎく麻雀など、しらぎくさいと制作作品でのルールです。このため、他者制作ゲームや市中ルールでは異なる場合もございます。
例:[四万][四万][四万][四万]の暗槓 [六万][七万][七万][七万][八万][八万][八万][八万][九万][九万]の手を[九万]で和了

百万石(ヒャクマンゴク)とは、万子だけで手を構成し、且つ和了時に使用した牌の数位の合計が百以上になった場合に成立する役満貫です。

百万石については、丁度百でないと認めない場合もあるようですが、しらぎくさいとでは百を超えた場合も百万石として認めております。

百万石は、万子だけで作る事から、清一色(チンイツ)の上位役となります。

また、百万石は数位の合計だけで決まるため、特に和了形は定められていませんが、同じ牌の対子二組を七対子(チートイツ)に認めていない日本のルールに於いては、七対子の形では実現出来ません。

  • 七対子だと、最大は九万から三万までを揃えた八十四万石止まりとなります。

従って、百万石は四門子形に限られます。

勿論、槓をすればそれだけ数値を増やす事が可能となります。

和了時に確認する手間が掛かりますが、万子の清一色を狙っていて高数位の牌が集まってくるなら検討しても良いでしょう。

余談。

百万石の由来。

百万石(ヒャクマンゴク)は、日本語の役名である事から、明らかに日本人が考案したものと思われます。

緑一色(リュウイーソウ)が米国由来の役として導入されてから、索子限定役となる緑一色に対応する万子限定役として考案されたと考えられます。

ただ、実際問題として、万子の清一色(チンイツ)を和了する度に数位の合計を計算するのが面倒だったせいか、余り普及はしませんでした。

  • 北陸地方では加賀百万石と言う呼び名で採用している場合が多いようですが。

尚、索子限定の緑一色と筒子限定の大車輪に対して、百万石の代わりに九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)を万子限定役としている場合があるようですが、九蓮宝燈は本来スート(色)を問わない役ですので、適切な扱いではありません。

  • 九蓮宝燈が一部で万子限定役とされているのは、和数字で分かり易い万子を説明図に用いる書籍類が圧倒的に多く、そのため万子でないとダメだと誤解されるようになったのも理由です。

また、大車輪同様、百万石にも解釈のブレが生じ、あるところでは丁度百でないと認めないとしている一方、別のところでは百以上であれば良いとしているところもあります。

また、多くの場合、万子のみで手を構成するものとしておりますが、一部では字牌が混じっても良いとしているところもあるようです。

  • 但し、字牌が混じると、それだけ百万石に届き難くなるので、実際に百万石を視野に入れた場合は字牌を排除するように打つかも知れません。

他者制作作品及び市中ルールでの扱い。

百万石はローカルルールと言う事もあり、市中ルールや公式ルールで百万石を採用したルールは全くと言って良いほどありません。

他者制作のコンピュータ麻雀ソフトウェアの作品でも、余り実装例はないようです。

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