三連刻。
リーチ麻雀での和了役・三連刻について。
概要。
- リーチ麻雀での翻数(※1)
- 両翻役(選択ルール)
- 三人麻雀での翻数
- 両翻役(選択ルール)
- 北抜きでの翻数
- なし
三連刻とは、同じスート(色)の三連番を刻子で揃えて和了した場合に成立する両翻役です。
- 勿論、一部または全部が槓子でも成立します。
三連刻は門前でなくても両翻役となります。
三連刻か三順子か？
三連刻部分を一組もポンせずに完成させた場合、それは同じ三つの順子と見なす事も出来ます。
しかし、三連刻は刻子三組となるため、三つの順子と見なす事で得られる役と三連刻の双方を認める事は出来ません。
このような場合は、高点法の原則に従い、高くなる方を採ります。
多くの場合三連刻にした方が高くなりますが、必ずしもそうなるとは限りません。
例えば、以下の手で考えてみましょう。
- [一索][一索][七筒][八筒][一万][一万][一万][二万][二万][二万][三万][三万][三万] の手を[九筒]で栄和
この形の場合、一万・二万・三万の三連刻と取れば、三暗刻(両翻)・三連刻(両翻)の四翻となります。
- 三連刻なしのルールでも、三暗刻があるので両翻となります。
ですが、この時一万・二万・三万の三連刻をそう取らず三つの順子に見立てれば、
- [一索][一索][七筒][八筒][一万][二万][三万][一万][二万][三万][一万][二万][三万] の手を[九筒]で栄和
平和(一翻)・純全帯幺(三翻)・一盃口(一翻)で五翻となり、三連刻と見るより一翻多くなります。
- 一色三順(門前両翻)ありのルールであれば、六翻にもなります。
このように、必ずしも三連刻と取るのが得策ではない場合もあります。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
三連刻は公式なルール(愛好者団体のルールや競技ルールなど)では採用される事は先ずありません。
それでも、三連刻はローカルルールに過ぎないものの、他者制作作品及び市中ルールで三連刻を採用しているところは比較的多いようです。
但し、麻雀ソフトの中には、敢えて三連刻としないほうが高くなる場合であっても三連刻と見なしてしまうものが多いようです(特にアーケード作品)。