喰付。

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しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・喰付について。

概要。

喰付(くっつき)
役のタイプ
手役
小場での役代
四貫(48点)
特記事項
  • 該当する六枚を公開します。
[梅のカス][梅の十点札][菖蒲の短冊][菖蒲の十点札][芒のカス][芒の二十点札] [菊の青短]

喰付(くっつき)とは、配られた札に同じ月の二枚組が三組ある場合に成立します。

  • 残りの一枚も三組のうちのいずれかとなる場合、すなわち三つの月が三枚・二枚・二枚とある場合は上位役であるはねけんとなります。

喰付の役代は小場で四貫(48点)となります。

喰付が成立する場合、該当する六枚を公開して役を宣言します。

他の手役との重複。

喰付と他の手役の重複としては、以下のものがあります。

喰付と赤の重複。

配られた札に喰付の条件を満たす六枚があり、七枚全体での条件も満たせば、喰付と赤の双方の役代(小場で合計六貫)が得られます。

パターンとしては、

  • [桜のカス][桜の赤短][藤のカス][藤の短冊][牡丹のカス][牡丹の青短][桐のカス]
    [藤のカス][藤の短冊][萩のカス][萩の短冊][紅葉のカス][紅葉の青短] [藤の短冊]

    カスと短冊からなる組が三つとカスまたは短冊一枚

  • [松のカス][松の赤短][菖蒲のカス][菖蒲のカス][菊のカス][菊の青短][紅葉のカス]
    [梅のカス][梅のカス][桜のカス][桜の赤短][菖蒲のカス][菖蒲の短冊] [松の赤短]

    カスと短冊からなる組が二つとカス二枚の組一組とカスまたは短冊一枚

  • [藤のカス][藤の短冊][芒のカス][芒のカス][桐のカス][桐のカス] [牡丹の青短]

    カスと短冊からなる組が一つとカス二枚の組二組と短冊一枚

の三通りが考えられます。

尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。

  • しらぎくさいと制作作品では、赤は短冊が三枚以上でも成立します。

この場合、

  • 喰付とならない残りの一枚がカス札か柳札の場合はそれを含めた七枚全部
  • 残りの一枚が短冊の場合はそれを除いた喰付となる六枚

を公開して役を宣言します。

喰付と短一の重複。

配られた札に喰付の条件を満たす三枚があり、七枚全体で短一の条件も満たせば、喰付と短一の双方の役代(小場で合計七貫)が得られます。

パターンとしては、

  • [梅のカス][梅のカス][菖蒲のカス][菖蒲のカス][萩のカス][萩の短冊][柳のカス]

    カスと短冊からなる組が一組とカス二枚の組二組とカス一枚

  • [菖蒲のカス][菖蒲のカス][芒のカス][芒のカス][紅葉のカス][紅葉のカス] [牡丹の青短]

    カス二枚の組三組と短冊一枚

の二通りが考えられます。

尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。

この場合、

  • 前者なら喰付とならないカス札を含めた七枚全部
  • 後者なら喰付とならない短冊を除いた喰付部分の六枚のみ

を公開して役を宣言します。

喰付と十一の重複。

配られた札に喰付の条件を満たす三枚があり、七枚全体で十一の条件も満たせば、喰付と十一の双方の役代(小場で合計七貫)が得られます。

パターンとしては、

  • [松のカス][松のカス][梅のカス][梅の十点札][菊のカス][菊のカス][紅葉のカス]

    カスと十点札からなる組が一組とカス二枚の組二組とカス一枚

  • [藤のカス][藤のカス][牡丹のカス][牡丹のカス][桐のカス][桐のカス] [梅の十点札]

    カス二枚の組三組と十点札一枚

の二通りが考えられます。

尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。

この場合、

  • 前者なら喰付とならないカス札を含めた七枚全部
  • 後者なら喰付とならない十点札を除いた喰付部分の六枚のみ

を公開して役を宣言します。

喰付と光一の重複。

配られた札に喰付の条件を満たす三枚があり、七枚全体で光一の条件も満たせば、喰付と光一の双方の役代(小場で合計八貫)が得られます。

パターンとしては、

  • [桜のカス][桜の二十点札][菖蒲のカス][菖蒲のカス][紅葉のカス][紅葉のカス][梅のカス]

    カスと二十点札からなる組が一組とカス二枚の組二組とカス一枚

  • [萩のカス][萩のカス][芒のカス][芒のカス][菊のカス][菊のカス] [桐の二十点札]

    カス二枚の組三組と二十点札一枚

のいずれかとなっている場合に成立します。

尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。

この場合、

  • 前者なら喰付とならないカス札を含めた七枚全部
  • 後者なら喰付とならない二十点札を除いた喰付部分の六枚のみ

を公開して役を宣言します。

喰付とからすの重複。

配られた札に喰付の条件を満たす三枚があり、七枚全体でからすの条件も満たせば、喰付とからすの双方の役代(小場で合計八貫)が得られます。

[藤のカス][藤のカス][牡丹のカス][牡丹のカス][桐のカス][桐のカス][柳の二十点札]

具体的には、配られた手札が

  • カス札または柳札(十一月)二枚の組が三組
  • カス札か柳札(十一月)が一枚

と言う組み合わせになった場合に成立します。

からすは宣言の際に全ての手を公開する事となっているため、喰付と重複する場合であっても、手札七枚を全部公開して役を宣言します。

関連事項。