赤。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・赤について。
概要。
赤とは、配られた札が
- 二枚以上が短冊で、
- 且つ残り全部がカス札か柳(十一月)
となっている場合に成立する役です。
- はちはちでの手役では、柳(11月)は点数に拘らずカス札と見なして判定します。
赤の役代は小場で二貫(24点)となります。
赤が成立する場合、カス札と柳札を公開して役を宣言します。
- 短冊部分は伏せたままで構いません。短一と宣言している以上、九種類ある短冊(柳の短冊はカス札扱い)のいずれかと分かるからです。
尚、一部ルールでは、赤の定義として、短冊二枚としているところもあるようですが、しらぎくさいと制作作品では短冊が三枚以上でも残りが全部カスか柳札であれば赤が成立するものとしております。
赤抜けについて。
赤が成立した者が、その局の終了時の取札の合計点数が八十八点を越えた場合、抜けたものとします。
赤抜けとなった場合、一貫(12点…小場の場合)ずつを双方から受け取ります。
但し、出来役で上がられて一局が終わった場合は抜け役が成立していても無効です。
他の手役との重複。
赤と他の手役の重複としては、以下のものがあります。
赤と三本の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ三本も成立した場合は、赤と三本の双方の役代(小場で合計四貫)が得られます。
詳細は、三本と赤の重複をご覧下さい。
赤と立三本の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ立三本も成立した場合は、赤と立三本の双方の役代(小場で合計五貫)が得られます。
詳細は、立三本と赤の重複をご覧下さい。
赤と二三本の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ二三本も成立した場合は、赤と二三本の双方の役代(小場で合計八貫)が得られます。
詳細は、二三本と赤の重複をご覧下さい。
赤と三本立三本の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ三本立三本も成立した場合は、赤と三本立三本の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
詳細は、三本立三本と赤の重複をご覧下さい。
赤と二立三本の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ二立三本も成立した場合は、赤と二立三本の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
詳細は、二立三本と赤の重複をご覧下さい。
赤と喰付の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ喰付も成立した場合は、赤と喰付の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
詳細は、喰付と赤の重複をご覧下さい。
赤と手四の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ手四も成立した場合は、赤と手四の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
- 赤と手四が重複するには、カス札扱いとなる柳(十一月)札の手四が必要です。
詳細は、手四と赤の重複をご覧下さい。
赤とはねけんの重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つはねけんも成立した場合は、赤とはねけんの双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
詳細は、はねけんと赤の重複をご覧下さい。
赤と一二四の重複。
配られた手札が赤の条件を満たし、且つ一二四も成立した場合は、赤と一二四の役代(小場で合計十貫)が得られます。
- 赤と一二四が重複するには、カス札扱いとなる柳(十一月)札の四枚使いが必要です。
詳細は、一二四と赤の重複をご覧下さい。
注意事項。
赤の定義について。
赤については、一部で配られた手札が
- 短冊二枚で
- 残りの五枚はカスまたは柳札
としているところがあります。
この定義の場合、短冊が三枚以上ある手札では赤とはなりません。
現時点でのしらぎくさいと制作作品では、短冊が三枚以上ある場合でも赤が成立するものとしております。
柳の短冊と他の短冊が一枚の場合。
配られた手札が、
- 柳の短冊
- 他の短冊一枚
- 残りの五枚が全部カスか柳札
となっている場合、柳の短冊をカス札と見なす事で、
- 短冊一枚
- 残り六枚はカスか柳札
となり、従ってこの手は赤とせず、上位役である短一として扱う事になります。