三本。

『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・三本について。

概要。

三本(さんぼん)

役のタイプ

手役

小場での役代

二貫(24点)

特記事項

該当する三枚を公開します。
特定の月での三本は立三本(たてさんぼん)となります。

三本(さんぼん)とは、最も簡単な手役で、配られた札に同じ月の札が三枚入った場合に成立します。

但し、藤(四月), 菖蒲(五月), 萩(七月)または桐(十二月)のカス三枚に依る三本は立三本(たてさんぼん)となります。
また、二つの月で三本が成立する場合もあり、その場合は二三本(ふたさんぼん)となります。
更に、三本と立三本の双方が同時に成立する場合もあり、その場合は三本立三本(さんぼんたてさんぼん)となります。

三本の役代は小場で二貫(24点)となります。

三本が成立する場合、三本となる三枚を公開して役を宣言します。

他の役と重複する場合、他の役で指定された札も公開します。

飛び込みについて。

三本が成立した場合、残りの一枚も含めた四枚を全部取札とする事で飛び込みが成立します。

飛び込みが成立した場合、一局終了時に一貫(12点…小場の場合)ずつを双方から受け取ります。

但し、出来役で上がられて一局が終わった場合は飛び込みが成立していても無効です。

特に一局終了時に成立する出来役(二八, 総八及び素十六)が成立した場合、三本そのものが吹き消されて無効となります。

飛び込みの法度。

他者の三本となっている月の残りの一枚を持っている者は、その札を取られると三本飛び込みの法度(はっと)を破ったものとされます、

法度を破って飛び込みを許してしまった者は、一局終了時に二人が払うべき二貫(24点…小場の場合)を一人で責任払いしなければなりません。

但し、めくり札で四枚目が出てきた場合は、それを取られて飛び込みが成立しても責任は生じません。

他の手役との重複。

三本と他の手役の重複としては、以下のものがあります。

三本と赤の重複。

配られた札に三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で赤の条件も満たせば、三本と赤の双方の役代(小場で合計四貫)が得られます。

三本の札が柳(十一月)の場合

三本の札が柳(十一月)の場合、三本以外の四枚のうち、

二枚以上が短冊
残りがカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本となる三枚と、残りの札のうちカス札全部を公開して役を宣言します。

三本の札がカス札二枚と短冊一枚から成る場合

三本の札がカス札二枚と短冊一枚から成る場合、三本以外の四枚のうち、

一枚以上が柳(十一月)以外の短冊
残りがカス札か柳札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本となる三枚と、残りの札のうち柳でない短冊以外の全部を公開して役を宣言します。

三本と短一の重複。

配られた札に三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で短一の条件も満たせば、三本と短一の双方の役代(小場で合計五貫)が得られます。

三本の札が柳(十一月)の場合

三本の札が柳(十一月)の場合、三本以外の四枚のうち、

一枚が短冊
残り三枚がカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本となる三枚と、残りの札のうちカス札全部を公開して役を宣言します。

三本の札がカス札二枚と短冊一枚から成る場合

三本の札がカス札二枚と短冊一枚から成る場合、三本以外の四枚が全部カス札か柳札(十一月)となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、全ての札を公開して役を宣言します。

三本と十一の重複。

配られた札に三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で十一の条件も満たせば、三本と十一の双方の役代(小場で合計五貫)が得られます。

三本の札が柳(十一月)の場合

三本の札が柳(十一月)の場合、三本以外の四枚のうち、

一枚が十点札
残り三枚がカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本となる三枚と、残りの札のうちカス札全部を公開して役を宣言します。

三本の札がカス札二枚と十点札一枚から成る場合

三本の札がカス札二枚と十点札一枚から成る場合、三本以外の四枚が全部カス札か柳札(十一月)となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、全ての札を公開して役を宣言します。

三本と光一の重複。

配られた札に三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で光一の条件も満たせば、三本と光一の双方の役代(小場で合計六貫)が得られます。

三本の札が柳(十一月)の場合

三本の札が柳(十一月)の場合、三本以外の四枚のうち、

一枚が二十点札
残り三枚がカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本となる三枚と、残りの札のうちカス札全部を公開して役を宣言します。

三本の札がカス札二枚と二十点札一枚から成る場合

三本の札がカス札二枚と二十点札一枚から成る場合、三本以外の四枚が全部カス札か柳札(十一月)となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。
桐の三本は二十点札が入っている場合は立三本(たてさんぼん)とはならないため、桐の三枚でも三本と光一の重複があり得ます。

この場合、全ての札を公開して役を宣言します。

三本とからすの重複。

配られた札に三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体でからすの条件も満たせば、三本とからすの双方の役代(小場で合計六貫)が得られます。

具体的には、

三本となる三枚は柳札(十一月)で、
且つ残りの四枚が全てカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なすため、このような形で成立する事となります。

三本とからすが重複した場合、全ての札を公開して役を宣言します。

概要。

飛び込みについて。

飛び込みの法度。

他の手役との重複。

三本と赤の重複。

三本と短一の重複。

三本と十一の重複。

三本と光一の重複。

三本とからすの重複。

関連事項。