三本立三本。

『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・三本立三本について。

概要。

三本立三本(さんぼんたてさんぼん)

役のタイプ

手役

小場での役代

七貫(84点)

特記事項

該当する六枚を公開します。

三本立三本(さんぼんたてさんぼん)とは、配られた札に三本と立三本(たてさんぼん)が一組ずつある場合、すなわち、配られた札に、

藤(四月), 菖蒲(五月), 萩(七月)または霧(十二月)のカス札三枚の組一組
それ以外の同じ月三枚組

の六枚が含まれている場合に成立します。

三枚一組が二組ある場合であっても、
- 両方とも立三本となる場合は二立三本(ふたたてさんぼん)、
- 両方とも三本となる場合は二三本(ふたさんぼん)
となります。

三本立三本の役代は小場で七貫(84点)となります。

三本立三本が成立する場合、該当する六枚を公開して役を宣言します。

他の役と重複する場合、他の役で指定された札も公開します。

飛び込みについて。

三本立三本が成立した場合、該当する各月について残りの一枚も含めた四枚を全部取札とする事で飛び込みが成立します。

飛び込みが成立した場合、一局終了時に一貫(12点…小場の場合)ずつを双方から受け取ります。

双方の月について飛び込めた場合は、都合二貫(24点…小場の場合)ずつとなります。

但し、出来役で上がられて一局が終わった場合は飛び込みが成立していても無効です。

特に一局終了時に成立する出来役(二八, 総八及び素十六)が成立した場合、三本立三本そのものが吹き消されて無効となります。

飛び込みの法度。

他者の三本立三本となっている月について、残りの一枚を持っている者は、その札を取られると三本飛び込みの法度(はっと)を破ったものとされます、

法度を破って飛び込みを許してしまった者は、一局終了時に二人が払うべき二貫(24点…小場の場合)を一人で責任払いしなければなりません。

但し、めくり札で四枚目が出てきた場合は、それを取られて飛び込みが成立しても責任は生じません。

他の手役との重複。

三本立三本と他の手役の重複としては、以下のものがあります。

三本立三本と赤の重複。

配られた札に三本立三本の条件を満たす六枚があり、七枚全体で赤の条件も満たせば、三本立三本と赤の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。

三本となる側が柳(十一月)の場合

三本となる側が柳(十一月)の場合、

もう片方の立三本となる側がカス札二枚と短冊一枚
残りが短冊

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本立三本となる六枚を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しない短冊)は赤でも公開しなくても良いとされているものです。

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、

もう片方の三本となる側がカス札二枚と短冊一枚
残りが短冊

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本立三本となる六枚を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しない短冊)は赤でも公開しなくても良いとされているものです。

三本立三本の双方がカス二枚と短冊一枚の場合

三本立三本の双方がカス二枚と短冊一枚の場合には、残り一枚が柳札(十一月), 短冊またはカス札となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、

三本立三本とならない一枚が柳札かカス札の場合はそれを含めた七枚全部を公開
三本立三本とならない一枚が短冊の場合はそれ以外の三本立三本となる六枚を公開

して役を宣言します。

しらぎくさいと制作作品では、赤は短冊が三枚以上でも成立します。

三本立三本と短一の重複。

配られた札に三本立三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で短一の条件も満たせば、三本立三本と短一の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。

柳の三本と桐の立三本の場合

三本となる側が柳(十一月)で、且つ立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、残り一枚が短冊となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本立三本となる六枚を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しない短冊)は短一でも公開しなくても良いとされているものです。

三本となる側が柳(十一月)の場合

三本となる側が柳(十一月)の場合、

もう片方の立三本となる側がカス札二枚と短冊一枚
残りがカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しないカス札)も短一では公開しなければならないものです。

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、

もう片方の三本となる側がカス札二枚と短冊一枚
残りがカス札か柳札(十一月)

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しないカス札)も短一では公開しなければならないものです。

三本立三本と十一の重複。

配られた札に三本立三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で十一の条件も満たせば、三本立三本と十一の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。

柳の三本と桐の立三本の場合

三本となる側が柳(十一月)で、且つ立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、残り一枚が十点札となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本立三本となる六枚を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しない十点札)は十一でも公開しなくても良いとされているものです。

三本となる側が柳(十一月)の場合

三本となる側が柳(十一月)の場合、

もう片方の立三本となる側がカス札二枚と十点札一枚
残りがカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しないカス札)も十一では公開しなければならないものです。

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、

もう片方の三本となる側がカス札二枚と十点札一枚
残りがカス札か柳札(十一月)

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しないカス札)も十一では公開しなければならないものです。

三本立三本と光一の重複。

配られた札に三本立三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体で光一の条件も満たせば、三本立三本と光一の双方の役代(小場で合計十一貫)が得られます。

柳の三本と桐の立三本の場合

三本となる側が柳(十一月)で、且つ立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、残り一枚が二十点札となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、三本立三本となる六枚を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しない十点札)は光一でも公開しなくても良いとされているものです。

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合

立三本となる側が桐(十二月)のカス札の場合、

もう片方の三本となる側がカス札二枚と二十点札一枚
残りがカス札か柳札(十一月)

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

残りの一枚(三本に該当しないカス札)も光一では公開しなければならないものです。

三本立三本とからすとの重複。

配られた札に三本立三本の条件を満たす三枚があり、七枚全体でからすの条件も満たせば、三本立三本とからすの双方の役代(小場で合計十一貫)が得られます。

具体的には、

立三本となる側が桐(十二月)のカス札で
三本となる側が柳(十一月)で
残りの一枚がカス札

となる場合に成立します。

はちはちでの手役の判定に於いて、柳は点数に拘らずカス札と見なします。

この場合、七枚全部を公開して役を宣言します。

注意事項。

三本立三本の役代について。

三本(さんぼん)は二貫(24点…小場の場合)
立三本(たてさんぼん)は三貫(36点…同)

となりますが、三本立三本はその合計となる五貫ではなく、七貫(84点…小場の場合)となります。

三本が二つあるの場合はそれぞれが一貫増しとなると考えれば良いでしょう。

概要。

飛び込みについて。

飛び込みの法度。

他の手役との重複。

三本立三本と赤の重複。

三本立三本と短一の重複。

三本立三本と十一の重複。

三本立三本と光一の重複。

三本立三本とからすとの重複。

注意事項。

三本立三本の役代について。

関連事項。