二八。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の出来役の一つ・二八について。
概要。
二八とは、一局終了時に取札での得点の合計が百六十八点に達した場合に成立する役です。
二八の役代は小場で十貫(120点)となりますが、百六十八点を越えている場合は一点毎に一貫(12点)増しとなります。
実際問題として、一人で百六十八点を独占する事は極めて難しく、従って極めて可能性が低い役と言えます。
二八が成立すると、手役は吹き消されます。
一局終了時に二八が成立した場合、その局で宣言した手役は吹き消し(無効)となります。
二八が成立した場合は、仮令該当者であってもその局の開始時に受け取った手役代を返さなければなりません。
二人はちはちでは二八は採用しない場合があります。
二人はちはちでは、二八をなしとする場合が多いようです。
二人はちはちでは取札の得点が極端に偏る場合が多いのですが、それでも死に札(一局で使われず仕舞となる札)が生じる事から百六十八点に達する可能性が低くなります。
しらぎくさいと制作作品に於いては、二人はちはちに限り二八の採否を選択出来るものとしております。
- 三人打ちのはちはちでは常にありとなります。
下げていた場合の扱い。
二八は一局終了時に初めて成立する役ですので、達成しても一局途中で出来た出来役に加わる新たな出来役とはみなしません。
従って、赤短や青短などの出来役を一局途中で完成させ、更なる出来役の追加を狙って下げたものの、新たな出来役が出来ずに一局を終了した場合は、下げた者が二八が達成したとしても途中で出来た役代の半額返しを免れる事はありません。
また、下げた者以外が二八を達成した場合であっても、下げた者が二人分を責任払いする必要はありません。