短一。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・短一について。
概要。
短一とは、配られた札が
- 一枚が短冊で、
- 且つ残り六枚がカス札か柳(十一月)
となっている場合に成立する役です。
- はちはちでの手役では、柳(11月)は点数に拘らずカス札と見なして判定します。
短一の役代は小場で三貫(36点)となります。
短一が成立する場合、カス札と柳札六枚を公開して役を宣言します。
- 短冊の一枚は伏せたままで構いません。短一と宣言している以上、九種類ある短冊(柳の短冊はカス札扱い)のいずれかと分かるからです。
短一抜けについて。
短一が成立した者が、その局の終了時の取札の合計点数が八十八点を越えた場合、抜けたものとします。
短一抜けとなった場合、一貫(12点…小場の場合)ずつを双方から受け取ります。
但し、出来役で上がられて一局が終わった場合は抜け役が成立していても無効です。
他の手役との重複。
短一と他の手役の重複としては、以下のものがあります。
短一と三本の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ三本も成立した場合は、短一と三本の双方の役代(小場で合計五貫)が得られます。
詳細は、三本と短一の重複をご覧下さい。
短一と立三本の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ立三本も成立した場合は、短一と立三本の双方の役代(小場で合計六貫)が得られます。
詳細は、立三本と短一の重複をご覧下さい。
短一と二三本の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ二三本も成立した場合は、短一と二三本の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
- 短一と二三本が重複するには、二つある三本のうち片方はカス札扱いとなる柳(十一月)の三本となる事が必要です。
詳細は、二三本と短一の重複をご覧下さい。
短一と三本立三本の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ三本立三本も成立した場合は、短一と三本立三本の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
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短一と三本立三本が重複するには、
- カス札扱いとなる柳(十一月)の三本
- 桐(十二月)カス札の立三本
のいずれかが必要です。
詳細は、三本立三本と短一の重複をご覧下さい。
赤と二立三本の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ二立三本も成立した場合は、短一と二立三本の双方の役代(小場で合計十一貫)が得られます。
- 短一と二立三本が重複するには、二つある立三本のうち片方は桐(十二月)のカス札に依る立三本である事が必要です。
詳細は、二立三本と短一の重複をご覧下さい。
短一と喰付の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ喰付も成立した場合は、短一と喰付の双方の役代(小場で合計七貫)が得られます。
詳細は、喰付と短一の重複をご覧下さい。
短一と手四の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ手四も成立した場合は、短一と手四の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
- 短一と手四が重複するには、カス札扱いとなる柳(十一月)札の手四が必要です。
詳細は、手四と短一の重複をご覧下さい。
短一とはねけんの重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つはねけんも成立した場合は、短一とはねけんの双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
詳細は、はねけんと短一の重複をご覧下さい。
短一と一二四の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ一二四も成立した場合は、短一と一二四の役代(小場で合計十一貫)が得られます。
- 短一と一二四が重複するには、カス札扱いとなる柳(十一月)札の四枚使いが必要です。
詳細は、一二四と短一の重複をご覧下さい。
短一と四三の重複。
配られた手札が短一の条件を満たし、且つ四三も成立した場合は、短一と四三の役代(小場で合計二十三貫)が得られます。
- 短一と四三が重複するには、カス札扱いとなる柳(十一月)札の四枚使いが必要です。
詳細は、四三と短一の重複をご覧下さい。