四三。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・四三について。
概要。
四三とは、配られた札が
- 同じ月の札四枚
- 同じ月の札三枚
から成る場合に成立する役です。
四三の役代は小場で二十貫(240点)となります。
四三が成立する場合、七枚全部を公開して役を宣言します。
尚、一部ルールでは、四三が成立した場合はその時点で一試合を終了させるようですが、しらぎくさいと制作作品では四三が成立しても試合を続行させるものとしております。
他の手役との重複。
四三と他の手役の重複としては、以下のものがあります。
尚、光一と重複する場合を除いて、四枚使いとなる月は柳(十一月)に限られます。
- これは、はちはちでの手役判定では柳札はカス札と見なすためで、カス札に依存する他の重複する手役では光一以外は他の月だと条件が成り立たなくなるためです。
四三と短一の重複。
配られた手札が四三の条件を満たし、且つ七枚全体で短一の条件も満たせば、四三と短一の双方の役代(小場で合計二十三貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚と短冊の三枚組
から成る場合に成立します。
四三では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、短一と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
四三と十一の重複。
配られた手札が四三の条件を満たし、且つ七枚全体で十一の条件も満たせば、四三と十一の双方の役代(小場で合計二十三貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚と十点札の三枚組
から成る場合に成立します。
四三では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、十一と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
四三と光一の重複。
配られた手札が四三の条件を満たし、且つ七枚全体で光一の条件も満たせば、四三と光一の双方の役代(小場で合計二十四貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚と二十点札の三枚組
-
- 桐(十二月)が四枚
- 柳(十一月)が三枚
のいずれかとなっている場合に成立します。
四三では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、十一と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
四三とからすの重複。
配られた手札が四三の条件を満たし、且つ七枚全体でからすの条件も満たせば、四三とからすの双方の役代(小場で合計二十四貫)が得られます。
実際に有り得るのは、配られた手札が
- 柳(十一月)の四枚組
- 桐(十二月)のカス札三枚組
となった場合に限られます。
四三もからすは宣言の際に全ての手を公開する事となっているため、手札七枚を全部公開して役を宣言します。
注意事項。
四三には三本飛び込みはありません。
四三は形式上
ともなりますが、これらの役とは別の役ですので、三枚ある月の残り一枚も取札にしても飛び込みにはなりません。
四三に於けるローカルルールについて。
一部地域では、四三が成立した場合、直ちにその試合を終了させるとしているところがあるようです。
- 更に場所に依っては、使用した札を焼いて祈祷するところまであるそうです。
これは、四三は滅多に生じない事と、四三と言う役名が死相と同じ発音のため、縁起でもないからと試合を終えてしまおうと言うのが理由のようです。
現時点でのしらぎくさいと制作作品では、四三が成立しても通常通り試合を続行させております。