手四。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・手四について。
概要。
手四とは、配られた札に同じ月の四枚が全部ある場合に成立する役です。
手四の役代は小場で六貫(72点)となります。
手四が成立する場合、該当する四枚を公開して役を宣言します。
- 他の役と重複する場合、他の役で指定された札も公開します。
他の手役との重複。
手四と他の手役の重複としては、以下のものがあります。
尚、光一と重複する場合を除いて、手四となる組は柳(十一月)に限られます。
- これは、はちはちでの手役判定では柳札はカス札と見なすためで、カス札に依存する他の重複する手役では光一以外は他の月だと条件が成り立たなくなるためです。
手四と赤の重複。
配られた札に手四の条件を満たす四枚があり、且つ七枚全体で赤の条件も満たせば、手四と赤の双方の役代(小場で合計八貫)が得られます。
パターンとしては、
-
柳(十一月)の手四と短冊三枚
-
柳(十一月)の手四, 短冊二枚とカス一枚
のいずれかが考えられます。
- しらぎくさいと制作作品では、赤は短冊が三枚以上でも成立します。
この場合、手四とならない残りの三枚に、
- カス札が含まれている場合は手四部分と残りのカス札の五枚
- カス札が含まれない場合(すなわち、全部短冊の場合)は手四の部分となる四枚のみ
を公開して役を宣言します。
手四と短一の重複。
配られた札に手四の条件を満たす四枚があり、且つ七枚全体で短一の条件も満たせば、手四と短一の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が
- 柳(十一月)の手四
- 短冊一枚
- カス札二枚
となっている場合に成立します。
の二通りが考えられます。
この場合、手四となる四枚と残り三枚のうちカス札二枚の計五枚を公開して役を宣言します。
手四と十一の重複。
配られた札に手四の条件を満たす四枚があり、且つ七枚全体で十一の条件も満たせば、手四と十一の双方の役代(小場で合計九貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が
- 柳(十一月)の手四
- 十点札一枚
- カス札二枚
となっている場合に成立します。
の二通りが考えられます。
この場合、手四となる四枚と残り三枚のうちカス札二枚の計五枚を公開して役を宣言します。
手四と光一の重複。
配られた札に手四の条件を満たす四枚があり、且つ七枚全体で光一の条件も満たせば、手四と光一の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
パターンとしては、配られた手札が
-
- 柳(十一月)の手四
- 二十点札一枚
- カス札二枚
-
- 桐(十二月)の手四
- 二十点札一枚
- カス札または柳札(十一月)二枚
のいずれかとなっている場合に成立します。
尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。
この場合、
- 前者は手四となる四枚と残り三枚のうちカス札二枚の計五枚
- 後者は七枚全部
を公開して役を宣言します。
手四とからすの重複。
配られた札に手四の条件を満たす四枚があり、且つ七枚全体でからすの条件も満たせば、手四とからすの双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が
- 柳(十一月)の手四
- カス札三枚
と言う組み合わせになった場合に成立します。
からすは宣言の際に全ての手を公開する事となっているため、手四と重複する場合であっても、手札七枚を全部公開して役を宣言します。