一二四。
『しらぎく花札』でプレイ出来る「はちはち」の手役の一つ・一二四について。
概要。
一二四とは、配られた札が
- 同じ月の札四枚
- 同じ月の札二枚
の組を含む場合に成立する役です。
一二四の役代は小場で八貫(96点)となります。
一二四が成立する場合、孤立している一枚を含めた七枚全部を公開して役を宣言します。
他の手役との重複。
一二四と他の手役の重複としては、以下のものがあります。
尚、光一と重複する場合を除いて、四枚使いとなる月は柳(十一月)に限られます。
- これは、はちはちでの手役判定では柳札はカス札と見なすためで、カス札に依存する他の重複する手役では光一以外は他の月だと条件が成り立たなくなるためです。
一二四と赤の重複。
配られた手札が一二四の条件を満たし、且つ七枚全体で赤の条件も満たせば、一二四と赤の双方の役代(小場で合計十貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカスと短冊の二枚組
- 短冊一枚
となっている場合に成立します。
一二四では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、赤と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
一二四と短一の重複。
配られた手札が一二四の条件を満たし、且つ七枚全体で短一の条件も満たせば、一二四と短一の双方の役代(小場で合計十一貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカスと短冊の二枚組
- カス札一枚
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚組
- 短冊一枚
のいずれかとなっている場合に成立します。
一二四では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、短一と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
一二四と十一の重複。
配られた手札が一二四の条件を満たし、且つ七枚全体で十一の条件も満たせば、一二四と十一の双方の役代(小場で合計十一貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が、
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカスと十点札の二枚組
- カス札一枚
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚組
- 十点札一枚
のいずれかとなっている場合に成立します。
一二四では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、十一と重複する場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
一二四と光一の重複。
配られた手札が一二四の条件を満たし、且つ七枚全体で光一の条件も満たせば、一二四と光一の双方の役代(小場で合計十二貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカスと二十点札の二枚組
- 二十点札一枚
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚組
- 二十点札一枚
-
- 柳(十一月)が四枚
- 同じ月のカス二枚組
- カス札一枚
のいずれかとなっている場合に成立します。
尚、柳札(十一月)については、点数に拘らずカス札と見なされます。
一二四では常に手札七枚全部を公開する事となっておりますので、いずれの場合であっても七枚全部を公開して役を宣言します。
一二四とからすとの重複。
配られた手札が一二四の条件を満たし、且つ七枚全体でからすの条件も満たせば、一二四とからすの双方の役代(小場で合計十二貫)が得られます。
具体的には、配られた手札が
- 柳(十一月)の四枚組
- カス札三枚
と言う組み合わせになった場合に成立します。
一二四もからすは宣言の際に全ての手を公開する事となっているため、手札七枚を全部公開して役を宣言します。