翻牌。
リーチ麻雀での和了役・翻牌について。
概要。
翻牌とは、三元牌, 門風牌(自分の席の風牌)または荘風牌(場の風牌)を刻子にした場合に成立する一翻役です。
複数の翻牌の刻子がある場合、その数だけ翻数が増えます。
特に門風と荘風が一致する場合、その風牌は連風牌となり、刻子にするとそれだけで都合両翻役となります。
一翻縛りがあるリーチ麻雀では、最も手軽に一翻を確定出来る事から、翻牌は俗に特急券などと呼ばれる事があります。
通常は刻子(または槓子)であれば、暗刻でも明刻でも有効ですが、完全先付では一部制約があります(後述)。
翻牌の先付け。
翻牌は門前でなくても有効ですが、リーチ麻雀及び三人麻雀で完全先付を選択しているルールでは、
- 翻牌でない門子を吃・ポン・明槓した後にポン・明槓した翻牌(中付け)
- 翻牌でない門子を吃・ポン・明槓した手で双ポン待ちとなった翻牌(先付け)
はいずれも和了役としては無効となります。
- 翻牌でない門子を吃・ポン・明槓していても、暗槓した翻牌については和了役として有効です。
- 聴牌時点で暗刻となっている翻牌も有効ですが、双ポン待ちとなった翻牌は摸和して暗刻となった場合も役としては無効となります。
- 翻牌同士の双ポンでも、先付けは役としては無効です。
- 和了役として無効となる翻牌であっても、翻数自体は有効です。
尚、
- 完全先付でないルール
- 及びリーチ麻雀及び三人麻雀以外のルール
では、このような制限は一切ありません。これらのルールのもとでは、刻子にした翻牌は状況を問わず常に和了役として有効となります。
翻牌扱いの赤牌。
リーチ麻雀または三人麻雀で赤牌を翻牌扱いとしているルールでは、上記の三元牌, 門風牌及び荘風牌の刻子とは別に、赤牌一枚で翻牌の一翻が加算されます。
尚、赤牌については、翻牌扱いであっても完全先付ルールでの先付規制対象となりません。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、完全先付けとしている作品は殆どありません。
すなわち、殆どの作品では翻牌の刻子はどのような状況であれ縛りを満たせます。