台湾麻将に関する、よくあるご質問。
『しらぎく麻雀』での台湾麻将に関する、よくあるご質問とその回答です。
- ルールに関するご質問のうち、この文書に掲載されていないご質問はルールに関するよくあるご質問をご覧ください。
一般的なご質問。
台湾麻将って何だ?
その名の通り、台湾で打たれている麻雀です。
- 中国語では、麻雀は麻将と呼ばれております。
日本式の麻雀とは全く異なったルールとなっております。
台湾麻将では手牌の枚数が多いようだが?
台湾麻将では、五門子一雀頭で和了となります。
このため、手牌は通常十六枚となります。
- 和了の形が奇数枚になるため、七対子に相当する和了形はありません(ローカルルールでは八対子半と言う形がありますが、採用しておりません)。
台湾麻将では打牌が乱雑に放り出されているが?
台湾麻将では、浮屍牌(各自が捨ててきた牌)を各自が並べる必要はありません。
- 実は、浮屍牌を各自がきちんと並べなければならないのは日本と中共麻将だけのローカルルールです。
このため、『しらぎく麻雀』『しらぎくモバイル麻雀』でも浮屍牌は中央に乱雑に集めております。
ただ、こうすると他者が打たれた牌を見るのが困難になる場合があるため、一旦手元に牌を打ち、それを他者が鳴いたり和了したりしない場合に河の中央に打った牌を飛ばすようにしております。
と言う事は、台湾麻将には振聴もないと言う事か?
確かに台湾麻将には振聴の概念はありません。
ですが、他者の打牌を見逃した場合にはその牌に対して日本での同巡内見送りとほぼ同じ制約(過水)が課されます。
台湾麻将での一試合の長さは?
本来、台湾麻将は一荘を以って一試合としますが、『しらぎく麻雀』及び『しらぎくモバイル麻雀』では一荘線に加えて半荘戦も選べるようにしております。
台湾麻将ではサイコロを三つ使っているようだが?
はい、台湾麻将ではサイコロは三つとなります。
台湾麻将では荘家が東家にならない場合があるようだが?
はい、台湾麻将では配牌の前の賽振りで出た目が示す開門家を東家としているため、日本のように荘家イコール東家とはなりません。
台湾麻将では王牌は何枚だ?
台湾麻将では王牌は常に十六枚となります。
台湾麻将には一翻縛りはあるのか?
台湾麻将には役縛りはありません。
- 一部のローカルルールで、縛りを課しているところもあるようですが、ごく少数派のようです。
尚、台湾麻将では役の単位は翻ではなく台となります。
台湾麻将にはドラはあるのか?
台湾麻将にドラはありません。
台湾麻将でも立直はあるのか?
通常の立直はありませんが、二重立直に相当する聴牌宣言(天聴及び地聴)はあります。
これは、吃, ポン, 槓のない開局第一打で聴牌を宣言するもので、以後その局が終わるまでは摸切と花牌の抜き出し以外は一切出来なくなります(暗槓もダメ)。
台湾麻将では白板に枠が彫られている?
はい。台湾や大陸では、白板には矩形の枠が彫られているため、そうしております。
台湾麻将で相手が四枚を伏せて副露してきた?
それは暗槓です。
台湾麻将では暗槓は非公開とし、和了か平局で一局が終了した際に何を暗槓したかを示す事となっております。
このため、相手が何を暗槓したかは暗槓した時点では四枚とも伏せられて露されます。
尚、プレイヤについては、何を暗槓したか分かるように、四枚中二枚を自分側に向けて立てて表示しております。
台湾麻将で明槓したら、その嶺上牌で和了出来ないと言われた?
台湾麻将では明槓の際に引いてきた嶺上牌では和了が禁止されております。
- 槓上開花(嶺上開花)は暗槓, 加槓または捕花(花牌抜出)の際に引く嶺上牌でのみ成立します。
台湾麻将での喰直しは可能か?
現物・筋牌とも禁止です。
下家が打ってきたポン出来る牌を見送った後に対門が同じ牌を打ってきたのでポンしようとしたら出来なかった!
はい、台湾麻将では同巡内で見送ったの牌のポンは禁止されております。
台湾麻将での花牌について。
台湾麻将では花牌を何枚使っている?
春夏秋冬・梅蘭菊竹の八枚です。
但し、ルール選択で花牌を一切使用しないルールにする事も可能です。
台湾麻将では花牌はどのような効力がある?
春夏秋冬及び梅蘭菊竹がそれぞれ東南西北に対応し、該当する門風の花牌を抜き出すと翻牌として役が加算されます。
- 荘風(場風)に対応する花牌は翻数は加算されません。
また、花牌を用いた役や花牌を用いた特殊な和了形もあります。
花牌はどうやって使う?
花牌は通常の牌と違い、手を構成する事が出来ません。
花牌を摸牌した場合、手の脇に引いてきた花牌を露し、代わりの摸牌として嶺上牌を引きます。
- この花牌に関する一連の処理を捕花と呼びます。
配牌に花牌が入っている場合はどうする?
配牌に花牌が入っている場合は、配牌完了後に荘家から順に手から抜き出し、抜き出す事で生じる手牌の不足分を嶺上牌から持って行きます。
花牌を普通の牌のように河に捨てる事は出来るか?
台湾麻将の実戦では、花牌を通常の打牌と同様に河に捨てたい場合は、本来なら抜き出し(捕花)の際に生じる不足分を補うための嶺上牌と一緒に捨てなければならない事となっております。
これは、花牌が手を構成するのに使えない事から、放銃逃れのために悪用されるのを防ぐためと思われます。
ですが、『しらぎく麻雀』及び『しらぎくモバイル麻雀』では花牌の処理は全自動で行われるため、このような事は一切出来ません。
花牌を抜出して嶺上牌を取ると王牌が少なくなってしまうが?
台湾麻将では王牌は常時十六枚残しとなっており、そのため、花牌の抜き出しも槓と同様、海底牌が一枚ずれる事となります。
海底で花牌を引いた場合はどうする?
海底では花牌を引いても、抜き出しの際に必要な補充牌を嶺上牌から持ってくる事は出来ません。
このため、海底で花牌を引いた場合は、手の脇に露した時点でその局が終了(荒牌)となり、嶺上牌は取りません。
- 勿論、海底での槓は出来ません。
花牌を手から抜出した後に引いた嶺上牌で和了すると嶺上開花は付くか?
はい。槓の場合と同様、槓上開花(台湾麻将での嶺上開花の呼称)が成立します。
花牌を揃えると何か特典が付くか?
はい。花牌に関する特殊な役として以下のものがあります。
- 花槓
-
春夏秋冬または梅蘭菊竹のいずれかを四枚とも揃えると成立します。
- 八仙過海
-
花牌を八枚とも一人で揃えた場合、特別な和了を摸和したものと見なされます。
- 詳細は、八仙過海の解説をご覧ください。
尚、八仙過海は、花牌の取得状況で成立する和了のため、手が和了形になっていなくても成立します。
- これらの役が成立した時に手も和了形になっていた場合は、その手の和了点も別途精算します。
七搶一は無いのか
しらぎくフラ雀(『しらぎく麻雀』の旧称)も、七搶一を実装しておりました。
ですが、台湾の競技団体である中華麻将競技協会に拠れば、七搶一は民国101年から102年(西暦2012年から2013年)の間に廃止となったようです。
これに伴い、しらぎく麻雀でも第2.230版00(平成26年 7月12日)を以って七搶一の実装を削除致しました。
花牌の識別が難しい。
縮小された場合にも、判別が出来るよう、以下のようにしております。
- 春夏秋冬は赤で、梅蘭菊竹は緑で文字を表示しております。
- 春夏秋冬及び梅蘭菊竹に対し、ぞれぞれ 1, 2, 3, 4と数字を付けております。
台湾麻将での和了役について。
台湾麻将では日本で和を使うところで胡と言う文字を使っているようだけど?
はい、台湾麻将では、日本の麻雀用語で和を使うべき箇所で胡と言う文字を用いております。
ですので、胡と言う文字は和と言う文字に置き換えれば日本のルールでのものとほぼ同じと判ると思います。
- 但し、平胡(平和)など一部違いがあるものもあります。
平胡(平和)の定義がちょっと違うような。
平胡(平和)は、日本と違い、以下のようになります。
- 字牌と花牌は一切入れられません
- 喰い平胡ありです
- 摸和したら成立しなくなります
特に字牌も花牌も一切入れられない事、花牌を掴むとその瞬間に平胡が消えてしまう事に注意してください。
台湾麻将は五門子と言う事は、三暗刻, 四暗刻に加え五暗刻もあると言う事だな?
はい、その通りです。
- 三暗刻は二台役
- 四暗刻は五台役
- そして五暗刻は八台役(日本で言えば役満貫に相当)
となります。
台湾麻将での点数計算について。
台湾麻将に満貫はあるのか?
台湾麻将には満貫はありません。
従って、点数は青天井となります。
- 但し、役が少ないうえにドラがなく、点数も加算法のためそんなに大きくなる事はありません。
『しらぎく麻雀』での台湾麻将での摸帯(和了時の基本点)は何点だ?
『しらぎく麻雀』及び『しらぎくモバイル麻雀』ではいずれも摸帯(和了時の基本点)を五点としております。
『しらぎく麻雀』『しらぎくモバイル麻雀』での取扱いについて。
『しらぎく麻雀』『しらぎくモバイル麻雀』でのルールの変更は可能か?
台湾麻将の場合、ローカルルールの相違が日本以上に大きいため、これらを網羅する事は困難となっております。
このため、現時点では中華麻将競技協会のルールを引用したもののみとし、選択は出来ないものとしております。
『しらぎく麻雀』で天聴または地聴を宣言した場合、その旨はどのように示されるか?
天聴または地聴(開局第一打牌での聴牌)を宣言した場合は、当該家の門風の隣に 聴 の文字が表示されます。