一色四順。
リーチ麻雀での和了役・一色四順について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
一色四順とは、同じ順子を四組揃える事で成立する役満貫です。
勿論、吃をしても一色四順は成立します。
一色四順は連続する三種の牌をいずれも独占しなければならないため、余り知られていませんが最も成功率が低い役の一つです。
実際に計算したところ、殆どのルールで採用される筈である役の中で最も確率が低い清老頭が
- 6C4 × (4C3)4 × 2 × 4C2 = 46,080通り
に対し、一色四順は
- 21 × 31 × 4C2 = 3,906通り
で、清老頭の十分の一の確率にさえなりません。
しかも、清老頭は他の三家からポンしても作れますが、一色四順は上家からの吃しか出来ないため、更に可能性が低くなります。
一色四順の包則。
四人打ちリーチ麻雀で一色四順をありにしている場合、包則が適用されます。
具体的には、同一の順子を三組吃している者に対し、その順子を構成する牌が包牌となります。
但し、他の包則が適用される役と違い、一色四順の包則は三組吃している者の上家のみに適用されます。
上家が当該順子を構成する牌を打って吃させ、一色四順を完成させてしまった場合、その者が和了した際に以下の責任払いが課せられます:
- 摸和の場合:包牌を吃させた者(すなわち上家)の全額責任払い。
- 第三者の放銃の場合:放銃者と折半払い。この場合積符は放銃者が全額払う。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、一色四順を採用しているところは殆どありません。
コンピュータゲームでもあまり採用例はないようです。
アーケードで言えば、上記の旧ビデオシステム(五翻役扱い)と旧サンリツ電気/キワコ(役満貫扱い)くらいでしょうか。