清老頭。
リーチ麻雀での和了役・清老頭について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
清老頭とは、老頭牌、すなわち一・九牌のみで全ての手を作って和了した場合に成立する役満貫です。
和了形としては、必ず対々和となります。
字一色と違い、老頭牌は六種しかないため、日本のルールでは七対子の形はあり得ません。
- 日本のルールでは、七対子には同じ対子二組は認められておりません。
清老頭はポンをして作っても成立しますし、槓子が入っても成立します。
清老頭は混老頭の上位役とされておりますが、実際のところ混老頭からの切替よりも、
- 純全帯幺を狙って行くうちに対子が増えて行ったため、欲を出して清老頭に方向転換したら見事和了出来た
…と言うパターンが多いようです。
その事もあってか、清老頭は確率論的には最も難しいとされておりますが、実際の頻度は極端に低いと言う訳でもありません。
実際に計算したところ、
- 6C4 × (4C3)4 × 2 × 4C2 = 46,080通り
となります。ちなみに、逆に役満貫の中で最も高確率とされる四暗刻は、
- 34C4 × (4C3)4 × 30 × 4C2 = 2,137,006,080通り
となり、約四万六千倍以上の差があります。また、実際には四暗刻より高頻度と思われる国士無双は、
- 13 × 4C2 × 412 = 1,308,622,848通り
となり、約二万八千倍以上の差があります。
- 但し、四暗刻と国士無双はいずれもポンが出来ないのに対し、清老頭はポンが可能なので、その分実際の可能性の差は小さくなります。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、清老頭を採用していないところは先ずありません。
但し、一部では、清老頭に対して、四組副露させて和了に至った際に包則を適用するところがあります。