万緑叢中一点紅。
リーチ麻雀での和了役・万緑叢中一点紅について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
万緑叢中一点紅とは、赤を用いていない索子、すなわち三索と偶数索()だけで四つの門子を作り、を雀頭として和了した場合に成立する役満貫です。
万緑叢中一点紅は単騎である事を条件としているルールもあったようですが、しらぎくさいと制作作品で万緑叢中一点紅を採用している作品では、既に雀頭が完成していても万緑叢中一点紅として認めております。
また、万緑叢中一点紅に使える索子のうち、両索から四索までの三数位が連続しているため、順子を組み込む事も出来ます。
従って、万緑叢中一点紅は必ずしも対々和の形にはなりません。
勿論、万緑叢中一点紅は吃・ポンをして作っても成立しますし、槓子が入っても成立します。
余談。
中国の古役。
万緑叢中一点紅は、中国の古役です。
意味としては、緑の叢の中に、一輪だけ赤い花が咲いていると言うものでした。
- このような由来から、単騎待ちを条件とするルールもあったようです。
米国由来の役として有名な緑一色と僅かしか違いがないにも拘らず、万緑叢中一点紅を思い付いたのになぜか緑一色は思い付かなかったようです。
万緑叢中一点紅は、今日では中国でも採用される事は余りないようで、中共麻将でも緑一色を逆輸入している一方万緑叢中一点紅は採用しておりません。
ちなみに、日本には、万緑叢中一点紅と無関係に紅一点と言う役満貫をローカルルールとして採用しているところがあるそうです。
また、紅一点(男性ばかりの集団の中に女性が一人いる事)と言う言葉が日本にある事から、日本では万緑叢中一点紅を万緑叢中紅一点と表記する場合もあるようですが、中国の故事に拠れば紅一点ではなく一点紅が正しいようです。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、万緑叢中一点紅を採用しているルールは全くと言って良いほどありません。