紅孔雀。
リーチ麻雀での和了役・紅孔雀について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
紅孔雀とは、赤を用いた索子、すなわち三以外の奇数索([一索][五索][七索][九索])と[紅中]だけで手を作って和了した場合に成立する役満貫です。
紅孔雀には使用出来る牌が五種しかないため、七対子の形はあり得ません。
- 日本のルールでは、七対子には同じ対子二組は認められておりません。
また、緑一色と違い、紅孔雀に使用出来る索子の数位が不連続であるため順子を組み込む事が出来ず、従って紅孔雀の和了形は必ず対々和の形となります。
勿論、紅孔雀はポンをして作っても成立しますし、槓子が入っても成立します。
また、紅孔雀は使用出来る牌の種類から、必ず混一色の上位役となります。
麻雀で確率論的に最も難易度が高い役とされている清老頭は使用出来る牌が六種あるのに対し、紅孔雀は使える牌が五種しかありません。
このため、紅孔雀は、麻雀で最も難易度が高い役とされる清老頭よりも難易度が高い役と考えられます。
- 組み合わせ数で考察すると、紅孔雀のパターンは清老頭のパターンの六分の一しかありません。
ただ、索子の混一色を狙っていたら偶然出来る事はあるかも知れません。
余談。
紅孔雀の由来。
紅孔雀の由来は詳らかではありませんが、日本人が考案したものと思われます。
緑一色が米国由来の役として導入されてから、それに対応する役として紅孔雀が考案されたと考えられます。
このため、かつては紅孔雀は緑一色に対して紅一色とかオールレッドなどと呼ばれた事もあったようです。
ただ、緑一色と違い、本当に赤一色と言う訳ではないため、何時しか必ず使われる一索を用いて紅孔雀と呼ぶようになったようです。
- 平成24年 5月現在、しらぎくさいと制作作品では一部を除いて一索には鶯を採用しておりますが。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
紅孔雀はローカルルールと言う事もあり、他者制作作品及び市中ルールでは、紅孔雀を採用したルールは殆どありません。