五門斎。
リーチ麻雀での和了役・五門斎について。
- 本記事は、フラッシュ麻雀・しらぎく麻雀の関連記事です。
概要。
五門斎とは、
- 索子, 筒子, 万子及び三元牌からそれぞれ刻子を一組ずつと
- 門風牌(自分の席の風)の雀頭
を揃えて和了となった場合に成立する五翻役です。
五門斎は中国では古来からある役の一つで、日本では日本牌棋院が新現代ルールで初めて導入したものです。
但し、しらぎくさいとが採用している、日本牌棋院が提案した五門斎は本来のルールとは大きく異なるものです。
他の役との重複。
五門斎はその定義から
が必ず重複します。
また、
などとの重複の可能性もあります。
余談。
中国での五門斉。
中国での五門斉は、古来からあるルールで、
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四門子と一雀頭の五要素をそれぞれ索子, 筒子, 万子, 三元牌及び四風牌で作った場合
[両索][三索][四索]で吃, [南風][南風][南風]でポン [六筒][六筒][六筒][七万][八万][白板][白板] の手を[六万]で和了
に成立する役です。
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日本牌棋院が紹介したルールとは違い、
- 数牌は順子でも雀頭でも良い
- 四風牌は門風でなくても構わないし、雀頭でなくても良い
と言うものです。
日本では知らない方の方が多いと思われますが、中国ではかなり広く採用されているようで、中共麻将でも採用され、戦略上基本となる役として扱われております。
尚、しらぎくさいとでは、日本牌棋院と旧ビデオシステム社の脱衣麻雀でのルールを元に、一部作品で五翻役(選択ルール)として採用しております。
他者制作作品及び市中ルールでの扱い。
他者制作作品及び市中ルールでは、五門斎はローカルルールの一つに過ぎず、日本では全くと言って良いほど採用されておりません。
数少ない採用例は、日本牌棋院の新現代ルールと、旧ビデオシステム社の脱衣麻雀(新現代ルールを引用したと思われる)くらいでしょう。